劇場公開日 2019年2月16日

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「現代的に解釈すればテロリスト」金子文子と朴烈(パクヨル) PAK UNTIKさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0現代的に解釈すればテロリスト

2019年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

金子文子と朴烈も現代流に解釈すれば、実行したか否かは別にしてテロリストです。

現在の日本であれば、社会を転覆させようとするテロリストが摘発されて処罰されれば、国民は喝采し、権力側も自らの責任を果たしたと自分の仕事を誇りとするでしょう。

ところがこの映画ではそうなっていません。テロリストが喝采され、権力側が翻弄されています。

描かれた時代が違うと言ってしまえばそれだけです。

賛否の分かれる映画だと思いますが、見て損はありません。
ただ、韓国映画であることは忘れずに。
史実に基づいたとされていますが、本当のところ、どうか分かりません。

PAK UNTIK