「楽しいけど教訓はなに?」クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅 だいずさんの映画レビュー(感想・評価)
楽しいけど教訓はなに?
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奇想天外。まさに。
パリからイギリス、スペイン(の空港)、ローマ、気球で地中海、リビア、インドへ戻る旅をしたアジャ。
旅が終わった後に、かつての自分の分身と言える少年院に入るかもしれない少年たちに語り聞かせる物語の体をとります。
不法移民の現状とか、入国管理関係の各国の逃げ腰な対応が、あぁそうなんかもなぁと思いました。
ネットでしかニュースは最近見ないけど、日本の入館管理局?省?での非人道的な対応が漏れ聞こえてきてるし(つか対応何にもせずに閉じ込めるって事かな)、先の見えない問題だなぁと。
でもアジャにとっては、自分の問題ではなく巻き込まれて見聞きした事です。
彼の旅から得たものが、どのように貧しさに喘ぐ子どもらに還元されていくか、その辺がぼやーっとしてて、後味がない仕上がりかと。
学校きて勉強しなさいってことなんだったら旅関係ないやん。
だいたい教師になれるならば、おかしな手品師になってないで最初から教師になるだろうよ。旅を終えてから勉強して教師になったんなら、そこを書けよと思ったです。
とまぁ文句ばかり書きましたが、見てる最中は楽しかったんですよ。かなり。
でも、ラストが気に入らなくてこのように文句を連ねることになりました。
物語たるもの教訓がなきゃなんて思ってないけど、最初から子どもらを啓蒙する体をとってるんやから、そこの説得力はいるやろよと思ったんです。
なので、子どもらに語る体でなければもっと満足したでしょう。
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