「イヤらしさのないエロティシズム」ばるぼら としまなさんの映画レビュー(感想・評価)
イヤらしさのないエロティシズム
予備知識もなく鑑賞しました。
R15だけあって、裸体ご披露のシーンも多いですが、監督手塚眞さん、撮影監督クリストファー・ドイルさんの演出が見事にばるぼらと美倉の美を芸術に高めて素晴らしかったです。
二階堂ふみさん演ずるばるぼらの姿態の美しさがミューズと言われて違和感なく、お見事。稲垣吾郎さん演じる美倉のばるぼらに翻弄され狂気に変わる様がなんとも言えず、哀しくもありました。
ちょっと場違いな雰囲気のばるぼらの母ムネーモシュネーを渡辺えりさんが演じてますが、これって正解?って思っていたら、原作ファン曰く、原作のイメージそのものらしく、この異世界感がこの作品の魅力なのでもあるのだなぁと感じました。
映像美を堪能する作品だと思いました。
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