「映像美と印象的な音楽」ばるぼら つかささんの映画レビュー(感想・評価)
映像美と印象的な音楽
撮影監督がクリストファー・ドイルということで映像が素晴らしく美しい。都会の雑踏や猥雑ささえも日本なのにどこか異国のように感じさせる。その美しい映像のバックの音楽もさらに怪しさや高揚感の雰囲気を高めている。
破滅へ向かう小説家の稲垣吾郎の肉体の美しさ。ミューズとして浮遊感たっぷりなばるぼらの二階堂ふみは途中からの美しい変化と最後の神秘的な存在感。物語としてだけではなくこの映画は芸術作品として心に余韻を残す。
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