「とにかく好き」ばるぼら ゴンギツネさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく好き
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この世界観、本当に好き。
全てがはっきりしない。現実と妄想と入り混じっている。
結末は…。これもよくわからない。
己を受け入れられずに、人の愛も受け入れられない作家美倉が夢か幻のようなばるぼらを愛するようになり変わっていく…
他人は決して言えない弱さや劣等感を指摘される。救ってくれる。そして愛すると言うことを知る。
それまでに感じたことのない幸福感、幸せに満たされた瞬間に彼女の使命も消える。
絡み合うふたりの裸体も素敵な音楽がとても綺麗なシーンにしている。
主演のふたりが本当に綺麗だった。
特に稲垣吾郎さん、十三人の刺客でもすごい演技に驚いたが
この作品は彼の持つ影と光、品、が映画をより一層美しいものにしている。
現実を忘れて非日常に溺れる。それこそ映画の良さだと思う。
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