Fukushima 50のレビュー・感想・評価
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☆☆☆☆ 追記 3/9 午後 映画は素晴らしかった。原作にあたるド...
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追記 3/9 午後
映画は素晴らしかった。原作にあたるドキュメントルポも読み応え充分だった。
でも…。
SNSで発信する原作者の過剰なネ◯◯ヨ振りだけが残念だʅ(◞‿◟)ʃ
↓ 以下、映画のレビューになります。
原作に於けるドキュメントルポは読了済み。
簡単に。
とくダネ!でオズラ………ゴホン💧小倉智昭が絶賛していたが、どこか信じられなかった。
その理由として…。
この監督に対して(個人的にではありますが)全く信頼をしていなかったから(´-`)
原作ルポは、最近に読んだ本の中で1番読み応えのある本でした。
もしもこの通りに製作したならば。(かなり多くのCGを加えたり等)難しい部分はあるものの、まずまず悪い作品にはならないだろう…と、思わせるくらいの本でした。
…がしかし、そんな予想の上を越える作品になるとはまさに青天の霹靂(゚o゚;;
その理由として考えられるのは。話自体はあの異常な事態の中で、命を投げうって働いた多くの人達が居たとゆう事実。
そして、映画は中盤から。その中で2人の中心的な人物にフォーカスし、バディー映画の様に撮っている事。その2人こそは、後に色々とメディアに取り上げられる事になるが。それを演じているのが渡辺謙と佐藤浩市の2人。
お互いに信頼を寄せているからこそ醸し出される、この2人による空気感。
この2人を中心として、あの原発事故による絶望の淵の中。ほんの小さな希望の光を求めて奮闘する全員の姿は本当に感動に値する。
(多少は演出的に物足りない部分がないとは言い切れないものの💦)
原作ルポには、《あの時、一体何が起こっていたのか?》原発内で起こった事象にのみ詳しく書かれている為に。映画化に際して、当時の日米間の空気感であり。近隣の避難民達の事、海外マスコミ等の報道等。いくつかの事が付け加えられていた。
その中でも、米軍によるあの【トモダチ作戦】
原作ルポの冒頭の場面を、ここに繋げるとは思いもよりませんでした。
当然、映画化に於けるオリジナルストーリーなのでしょうが、これ程までに上手く繋げるとは…。
何よりも、〝 あの山形弁男 〟でこんなにも泣かされるとは(^^;)
その様に、映画の後半で何度か泣かされてしまうとは嬉しい悲鳴。これは秀作だと思います。
2020年3月8日 イオンシネマ板橋/スクリーン8
余談ですが、映画本編を観終わって思った事を。
今年の東京五輪は復興五輪と意味付けており、日本の聖火リレーは福島県から始まります。
そのコースは、テレビ画面を通して世界中に伝わって行く訳ですが。実は今日、自宅を出発する前にその様子をテレビで放送されていました。
原発事故により避難を余儀なくされ、全く住めなくなってしまった地域のそのコース。
そのコース近辺だけが整備され、テレビ画面に映らないであろう周辺は、未だに手づかずの状態であるのを。
インタビューを受けていた住民の方々は「政府の宣伝に利用したいんじゃないですか?」「何が復興五輪なんですかね!」…と、語っていたのが忘れられない。
この人たちのお陰で今がある
吉田所長に敬意を表して
当時の無力感が伝わる映画
何が正しいかは分からないが…
この作品の出来・不出来を評価できるほど
自分には見識がないが、
個人的には映画にする意味はあったと思う。
少なくとも自分には意味があった。
映像という手法は観る側にダイレクトに
空気感を伝えてくれる。
この地震が起こった時、
福島で何があったのか表面的には知っていても、
現場がこのような状況だったというのは
全く知らなかった。
こんな風に命を張った人達が実際にいて、
今自分が関東で生活することができているのは、
この人たちが守ってくれたんだと、
疑似的にだが知る事ができた。
あの時、インフラもボロボロで
ほとんどの人が自分のことだけで精一杯だった。
その瞬間に福島では日本中を守るために
しゃかりきに命を懸けてがんばった人達がいた。
本当に感謝です。
日本を守ったおっちゃんたちに感謝
正義の反対はまた違う正義
教訓としてのドキュメンタリー
あの時から9年の年月が過ぎましたが、今もなお悲しみを背負って生きている人はたくさんいると思います。福島原発事故においては、特に放射能の処理は、今後も大きな課題です。
なんであんな事故になったのか?東電はあの時何してたのか?…とこれまでの国民意識としては、東電は悪者としての批判が大きかったと思いますし、自分もその1人でした。
しかし、見えなかった福島の現場で職員が、死を覚悟した壮絶な対応をしていたこと、第二建屋が爆発していたら、日本の半分を失うことになっていたこと等、改めて知ることができ、気持ちも大きく揺らぎました。
確かに、映画だから美談としての演出はあるにせよ、これは私たちにとって、忘れてはならない自然に対する教訓ドキュメンタリー作品だと感じた。
それにしても、日本のトップと東電のトップの無能さには呆れかえってしまう。作品を見る限り、あの爆発は、現場を知らないトップ達が引き起こした人災ではないかと、思えて来る。
レビューを見ると、賛否両論ありますが、私としては、あの日、あの時を絶対に風化させない為にも、この作品は、多くの人に見て欲しいし、必死で食い止めた、東電の現場の人々に感謝の気持ちを伝えたいと思いました。
菅直人に観てもらいたい。
大切な視点
この映画は東電社員の現場の目線で作られた映画だと思います。よって、被害者の方が見られた場合には、腹立たしさを感じてしまうかもしれません。
ただ、東電社員の方たちも被災者であり被害者でもあると思います。
この映画にあるように、東電社員も命がけで必死に復旧活動をされた社員の方も多くおられたのではないかと思います。無論全ての社員がそうであったとは思いませんが、そういう社員もいたと思います。
これはそういう社員を取り上げた、また一部の活動を取り上げた映画だと思います。一部を取り上げる事で、全体の事実と異なる事に腹立たしさを感じる人はおられると思いますが、この映画はそういう人達も沢山いたという視点の映画だと思います。
よく母親のライオンが子供の為に狩をするが何日も何日も獲物がとれず、子供はお腹を空かせて、弱っていきます。その映像を見ている大半の人は、おそらく「早く子供の為に獲物が捕まえられればいいのに」と思うと思います。そして数日後やっと母親が獲物を捕まえます。ここでも大半の人は「良かったーやっと、お腹を空かした子供のライオンがご飯を食べれる」と思うでしょう。
しかし、捕まった獲物の視点から見るとどうでしょうか?凶暴な母親ライオンに息子が捕まって食べられます。こんな残酷な事ってあるでしょうか?
私が言いたいのはそれぞれの立場でその人の視点で見ると同じ出来事でも全く違って見えるという事です。
くどいですが、これは、被災者、被害者の視点で作られた映画ではなく、一部の東電社員の目線で作られた映画だと思います。
面白いという表現が失礼にあたるかもしれませんが、良い映画でした。是非見ていただきたいです。
是非いろんな人に見てほしい映画
物語というのは、主人公がいて、脇役がいて、進んでいくものですが、これを見て感じた事は、自分はあの時何を思っただろう、自分があの立場なら何を思っただろう等、ストーリーにそっちのけで、そんなことばかり考えてしまった映画でした。映画スタッフは、そこに重点を置いたのかもしれません。
実際にあった出来事だから、ある程度の情報は知ってる。誰が悲しんだのか、誰が悪かったのか、どれほど危険な状況だったか、被災者がどれほど辛かったか、嫌というほど、知っている。
その上で、これを観ることに、自分の中に意味があったと思います。
誰かのコメントで、これはレクイエムなんだという発言がありました。
私も同意見です。
人が制御出来ないもの。
前置きなしでいきなり発災時から始まったのはビックリしたけど良かったです。
専門用語がとびかったり、「〇〇Sv!」とか「〇〇hPa?!」とか叫ぶシーンが多かったけど、どんだけ大変な数値なのかとかの説明はわりと端折ってます。
気になる方は復習しといた方がよいかも。
原発敷地内や建屋内の位置関係とかも頭に入っているとなお良いです。現場職員達が奮闘している場面では、左下にマップとか出しといてくれたら良いのに、と思いました。
菅直人や東電幹部の扱いは、確かにそうだったのかもしれないけど、観ていてちょっと気の毒な感じでした。
本人たちは観たんかな。
結局、誰がなんと言おうと原発はダメなんだなあ、と改めて思った作品。
いやいや、ハッピーエンドにするのは違うんちゃう?
結局、二号機の圧力が下がった要因は何なのか?
吉田所長以外の所員の方々は今も元気過ごしてらっしゃるのか?
未曾有の災害に対する対策は、十年経った今、万全なのか?
生まれ続ける汚染水は、今後どうして行くのか?
映画は臨場感があって感動的で良かったですが、色んな疑問はまだまだ解決されておらず、モヤモヤは残ったままです。
見るべき
映画館で観て欲しい「fukushima50」
当時、私は仕事で工場に居た。
「地震だ!」の声で外の駐車場に出ると、
靴の下でアスファルトが波打つのが判った。
携帯電話は繋がらず、ワンセグTVでは、
津波が湾岸のコンビナートを襲い、
海面に文字通りの火の海の映像が映された。
今でも鮮明に覚えている。
あの日の福島第一原発の男達の苦闘を描く。
スクリーンに映し出されたのは、
物語では無く、本当にあった事の再現。
本物と見分けがつかない程使い込んだ跡があるセット。
現場の怒鳴り声と疲労で憔悴しきった顔。
現場を知らない無理な要求が、
総理官邸→東京電力本社→福島と届く。
逃げ出したい。
だが、今逃げたら、誰がやるのか?
自分達の家族はどうなるのか?
あの男達がいなければ、原子炉の隔壁が暴発し、
高レベル放射能物質が日本中に舞い、日本は滅んでいた。
水素爆発で外壁が吹き飛び、コンクリート片の雨が降る。
多数の怪我人が出た。それでも男達は「fuku1」に居た。
復旧しない電源、余震と幾度もの爆発。
原子炉の炉心は少しずつ破滅に近づいて行く。
もう無理かもしれない…
家族や大切な人に、最後かもしれない連絡を
思い思いに入れる。
そして…
この映画は、TVでは無く、是非とも映画館で観て欲しい。
そうでなくては、この緊迫感は伝わらない。
本当にあった出来事なのだから…
涙。
「事実をもとにした物語」として
ようやくこの題材が映画になる。
初めに映画館の予告で知った時は、不意をつかれて動揺したし、予告だけで涙が出た。ようやくこの話が映画に出来るのか、という気持ちと、冷静で観ることは出来ないと思いました。
実際、オープニングシーンで、緊急地震速報のアラームだけでも、フラッシュバックして辛い感情になった。
私が観た時間場所では、ちょうど、小さな地震が発生。震度1程度の小さな地震でしたが、変な汗が出た。
最近、地方出身の20代にこの話をすると、「そんなことあったんですか?」と言われてらびっくりした。知らないの?って思い9年で風化するのだなぁと。複雑な気持ちに。まだ中学生や高校生だったので、、、と言われると、そんな物か、、、と納得してしまう。
「語り継ぐ」、ここがこの映画の最大のテーマだと思います。
それぞれの登場人物の、感情を思うと涙が止まらない。特に、50人の想いを考えると。
何となく、アルマゲドンのような自己犠牲の美談だと思っていましたが、そんな簡単な話ではなかった。まさに絶望。
気になるのは、
当時のアホが200%増しでアホに描かれている。
原発反対→再生可能エネルギー的な政治的メッセージが強い。
東電の責任転嫁的なシーン。
ヒーローもの=美談。
と感じる人もいるかもしれない。
ただ、「事実をもとにした物語」だと思えば気になりません。
たしかに、細かい部分で、ん?ちょっとおかしいな、と思うところもありましたが、そんなことは些細な事だと思います。個人的にはほぼ事実だと思います。
いつの日か、この映画がテレビで放送されることはあるのか、、その時、日本人は原発事故を乗り越えたと言えるかもしれないが、同時に風化してるとも言えると思う。
一つだけ、
テーマが重いし、現実的な政治問題や、責任転嫁や、悲劇の美化など、観る人によっては、とても許せないないようなのかも知れません、が、映画も観ていないのにアンチ書き込みをするのは良くない。特にこの映画は。
東電が悪い、政府が悪い、としても、映画は観て欲しい。
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