「3.11を風化させないために観て欲しい。」Fukushima 50 Dポッターさんの映画レビュー(感想・評価)
3.11を風化させないために観て欲しい。
あの大災害から9年が経った日に観に行こうと決めて行きました。
日本人として、東日本大震災と福島第一原発事故は忘れてはいけない。
本作はあくまでも福島第一原発事故の話。
東日本大震災はその引き金であり、津波による電源喪失や制御不能に陥った緊張状態の現場で多くの人たちがギリギリまで決死の覚悟で足掻いたことを改めて知る機会になりました。
実話に基づく東電吉田所長を渡辺謙が、その親友であり現場を指揮する伊崎役を佐藤浩市が熱演。
米軍の「トモダチ作戦」などの発令や吉田所長との友情には涙が出ました。
新型肺炎蔓延による自粛ムードの中、様々な買い占めや転売などあの時は助け合っていた日本人を世界は絶賛したのに…9年経ち、日本人のモラルが低下したのか、自分勝手になったのか。改めて様々なことを日本人に問う作品だと思います。
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