「ドラマ「チェルノブイリ」も観て欲しい…」Fukushima 50 とけいさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラマ「チェルノブイリ」も観て欲しい…
自分もこの映画結構よく出来ているように感じました。
(劇中、怒鳴っている人物ばかりだったけど…本当はもう少し淡々としていたのでは…とも思ってみたり。。)
「Fukushima50」を観た後、海外ドラマ「チェルノブイリ」を観たんですよ…。
これが…とても恐ろしいドラマで、よく出来てて…。
この映画を作った方が、「チェルノブイリ」観てない、こともないかな、といくつか類似点も感じられまして…。
その、バディものを主軸して話が展開する構成とか、タバコを吸って本音を吐くシーンとか、オマージュなのかな、と思うぐらい作り方が少し似ている気が、しなくもなかったというか…。
あんまりこういうこと書くのはよくない…とは思うのですが、まだ日本は原発事故の本当の真実まで描ききれていないようにも思いました。
変なレビューになってしまいますが「Fukushima50」と合わせて「チェルノブイリ」を観て頂きたくも思いました。
映画「Fukushima50」では「自然の力をあなどっていた」と、ある種誰のせいでもない、ただ「自然の脅威」…のように描かれてましたが、「チェルノブイリ」では事故の検証による科学的なミスと人為的ミスを指摘するところまで踏み込んでいることを思うと、(ドラマのネタバレみたいになってしまいましたが…)うーんここまで日本でも踏み切ったものを作れなかったのかな…と残念にも思いました…。(そうなったら大作として作れなかったかもしれませんが…)
ただ、現場の人も地元の人である、という意識を持つことは、この映画を通してとても切実に伝わってきました。
自分としては観て良かったと思います。