「評価の分かれる作品」映画 少年たち sasaさんの映画レビュー(感想・評価)
評価の分かれる作品
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見た瞬間、そう思った。
まず、従来の日本映画にはあまり見られない構成。元が舞台なだけに、歌やダンス、抽象的な表現が多い。途中で語られる少年の母親のガンの行方、看守長が時を経て性格が丸くなっていたりと、こちらに判断を任せられるシーンが多い。
しかしこの慣れない演出の少年たち、歌とダンスと芝居の質の高さで説得力が補完され芸術作品としてとんでもないバランスで成立している。
ジャニーズだと思って話半分で見ていたが、なかなかいい表現をするなと思った。
ジャニー喜多川氏は戦争を体験している。争いや貧困が犠牲を産むというメッセージを根底に置いているのではないかと思われる描写がいくつかあり、舞台を見てみたくなった。
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