「戦争映画?ゾンビ映画?」オーヴァーロード とえさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争映画?ゾンビ映画?
これ、割と評判が良かったので観たのだけど、予想外に面白かった
第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦は、なぜ成功したのか
その裏にナチスドイツの人体実験があった!?
前半はガッツリ戦争映画、後半はホラー色濃い目のゾンビ映画!?
という異色作
私がこの映画を観ながら思ったのは映画「高慢と偏見とゾンビ」だった
あれはジェーン・オースティンの古典恋愛小説「高慢と偏見」にゾンビ映画をマッシュアップした作品だった
それに対して、これは戦争映画にゾンビをマッシュアップ作品だ
何せ相手はナチスドイツだから何をしててもおかしくない
「最強の兵士を作るために人体実験をしていた」と言われれば
「んーそうかもしれない」と思ってしまう説得力がある(笑)
これがまた、教会で「最強の兵士」を作る人体実験をしている訳だが、まさに、それは「神のごとく」行われているのだ
これは教会でなければ意味がないだろう
しかし、残念ながらというか、当たり前というか、人間は神ではないから、「最強の兵士」が人体実験で作れるはずがない
その結果、失敗作のモンスターを量産することになる
まぁ、それぐらい、当時のナチスドイツは謎が多く、不気味で薄気味悪い存在だったということだろう
そういえば、先日観た映画「アイアン・スカイ」では、ナチスドイツは月に移住していた(笑)
ナチスドイツは当時から高度な技術を持っていたということでもあるんだろう
そのナチスの薄気味悪さと、戦争の恐ろしさを組み合わせたのがこの映画だった
まるで、トンデモ映画のようにさらっとら観れてしまうけど、いろいろと考えて作られた作品だった
最近、ありがちな映画には飽きてしまった…という人にオススメの作品だ
先の展開が読めず、個性的で、面白い作品だった
ただ、ちょっとグロいので、血が吹き出る系が苦手な人はご注意を