劇場公開日 2021年7月2日

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「アメリカ人はコング偏愛・・・だよね!!」ゴジラvsコング 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0アメリカ人はコング偏愛・・・だよね!!

2022年6月28日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2021年(アメリカ)監督:アダム・ウィンガード

ゴジラ対コングのチャンピオンマッチ。
そんな映画で、怪獣映画ファンの熱い想いを十二分に満たしてくれました。
対決は迫力満点でした。
それが王道の怪獣映画だ。
小栗旬の出番が少ない。
小栗旬の台詞が3個か4個・・・やはり英語力なのか?
でも大型スクリーンに映えるというか妙に存在感がありました。

多くの恐竜映画と同様に、人間は添え物だ。
主役は、題名通り「ゴジラとキングコング」
アレクサンダー・ステルスガルドですら、画面に多く写っているだけで、
活躍する人間は、ものの見事に誰一人いない。

キングコングとゴジラ。
ゴジラよりキングコングをアメリカ人たちが、愛しているのは明らかだ。
日本産の怪獣ゴジラは、アニマルよりマシーン的な存在だった。
だかそのマシーンゴジラの姿はとても美しかった。
(けれど魂はどこにも見えない。)
キングコングは耳の聞こえない先住民の少女ジアと手話で会話をする。
コングの瞳には魂が宿って見える。
人間は髑髏島で静かに暮らしていたキングコングを、
突然姿を現したゴジラと戦わせるために
船の甲板に縛り付けて香港へと移送する。
やはり人間はどこまでもエゴイストなのだ。

ゴジラVSコング
高層ビルよりデカい図体の怪獣肉弾戦。
実にワクワクする。
ところが第3の怪獣が現れる(この存在は隠し玉!!?)
隠し玉の怪獣こそダークホース的悪役なのだ。

映像はVFXとかメチャメチャ派手で、素晴らしい。
地底に存在する空洞の探索・・・
コングを南極へ移送・・・
随所にSF的発想の未来的乗り物・・・
エイペックス・サイバネックス社CEOの野望・・・
話は四方八方へと広がるが、ご都合的で統合性は乏しい。
全ては怪獣戦争への布石だ。

ゴジラを愛する日本人の私は、ちょっとキングコングに嫉妬を感じた。
ゴジラはキングコングほど愛される存在ではなかった。
少し悲しい。
でもゴジラは素晴らしいファイトを見せる。
ゴジラはよく戦った。
日本人として、ゴジラに盛大な拍手を送ろう!!
偉大な怪獣であることに疑問の余地はない。

戦いはまだまだ続く!!

過去鑑賞

琥珀糖
CBさんのコメント
2023年3月20日

素晴らしきゴジラ愛! 映画以上に、このレビューから迸り出るそのエネルギーに圧倒されました。脱帽。

小栗旬、おっしゃる通り存在感はあっただけに残念でした。英語の発音、勉強して再挑戦してほしい!!

CB
しろくろぱんださんのコメント
2023年3月20日

スゴい戦いでしたね。
キングコングに嫉妬するほど
琥珀糖さんの“ゴジラ愛“もすごく感じました。

しろくろぱんだ