「INTO THE DEEP」ゴジラvsコング ONAKAMAさんの映画レビュー(感想・評価)
INTO THE DEEP
ゴジラシリーズは劇場では初鑑賞です。津田健次郎さんが好きなので、少々の不安を抱えつつ吹き替えで観ました。初日の夕方で入りは半分くらいでした。
ゴジラvsコング。日米2大怪獣の対決は最高でした。まず初っ端のコングの目覚めや食事のシーンがとても愛らしく、それでいて少女の前に顔を寄せるときはちゃんと圧があり、メリハリが機能していました。
海上でのぶつかり合い、その際に船は壊れる、ジェット機は壊れる、景気良く炎が燃えさかると目に栄養が補給されました。
地下空洞での、多種多様な生物たちを食い散らかすコング。思いっきり頭を引きちぎってその頭部を飲み尽くすという拍手喝采のモンスター描写。片手で最先端のジェット機を潰す様は笑いものです。
香港の煌びやかな街の中でのプロレス。互いが互いを干渉しない最高のバトルシーンでした。メカゴジラが乱入してからはゴジラ単独で戦い不利になりますが、強力な電気ショックにより目覚めたコングが共闘し、メカゴジラをぐっちゃぐちゃにしていくのが最高でした!ずっと興奮していました。バトル描写に関しては文句なしです。
ただ人間描写が…まず前作のゴジラが暴れる原因を作ったラッセル家の2人。父親は出番が少なかったのでアレですが、娘は本当に身勝手で見ていてキツかったです。母親譲りか!と言いたくなるくらい融通が効かず、ゴジラコングの戦いのあとパパ!って何がパパだと思いました。あとジョシュは巻き込まれただけなのに、黙れという父親も父親です。少女だったり、ネイサンだったりは良かっただけに残念です。
あと我らが日本代表小栗旬。芹沢博士の息子にあのポジションはなぁ…小栗旬の吹き替えを小栗旬がするという珍事は面白く、白目も面白く、最後が感電死というのも面白かったです。ただ「キャラクター」などでカッコいい役を演じてた人がこの役で終わっているというのはいささか残念です。ぜひ次回以降のハリウッドでは良い役が演じられることを祈っています。
余計な人間ドラマが問題でしたが、それでも2大怪獣のバトルをスクリーンで観れただけでも大満足です。
鑑賞日 7/2
鑑賞時間 16:35〜18:45
座席 N-16