「タイトルなし(ネタバレ)」特捜部Q カルテ番号64 ティム2さんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
カールを傷つけ続けるシリーズが、今回は少しいい感じに終わった。
まさかの成長物語。
ハードボイルドのおじさんでも、
いくつになっても人は変われるね!
そして犯罪はやっぱ嫌な気分にさせるクオリティが高いシリーズ。
最後に胸糞悪い事実が注釈される。
これから移民が増えて起こることに警鐘を鳴らしてるんじゃなくてすでにあったこと。
警鐘も鳴らしてる?
どこの国でもあるんだ。
日本でもあったしどこでも倫理観のないことは起こってるってことだ。
このシリーズの過去作にもたびたび移民についての描写があって、なにかと移民の所為にするのとかあるあるなのか。移民を受け入れない日本は他人事で偉そうなこと言えないけど。日本はまだそこまでの段階ではなく過渡期に直面してない。
たぶん以前他のレビューでも触れたことある。
他作品も含めた印象からの疑問…。
今作には関係ない話。でも事件の中心には女性がいるシリーズだから関係なきにしもあらず。
このシリーズや他の犯罪モノでもそうだけど、被害者女性にレイプは必須ってくらい毎回ある。男性の犯罪者はどんなに犯行の動機があろうと、欲望を満たしたかっただけ、大義名分が霞む。
女性はすんなり殺してもらえない。
男女どちらも死ぬのは可哀想だけど、暴力はあるけど尊厳まで踏み躙られずすぐ殺してもらえる男性の方がマシ…。
エンタメで毎回このパターンなのは現実もそうだからリアリティのためなのか、または被害者が女性のときは性的暴行が一番傷つく行為だと思って、キャラクターと視聴者への悲惨な惨状のインパクトのため入れてるのか。
日本でもエンタメではよくある。日本は大したことないって思ってるのか大したことあると思ってるのか。
制作側に立ってみると、サスペンスの緊張感のために悲鳴が欲しいとか?視覚的にも聴覚的にもインパクトあるし、行為は見せなくても想像で悲惨さが伝わるし。
でも、今作は原作小説があるから映像のインパクトは考えてないか。文章ではどのくらい残虐さを表現してるんだろう。でも怖いだろうから読まない。