「傑作サスペンス」特捜部Q カルテ番号64 みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
傑作サスペンス
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デンマーク版「コールドケース」とも言える本シリーズ。
今回は、非人道的な女子収容所で起きた事件の謎を追う。
似たような施設については、
「マグダレンの祈り」とか
「あなたを抱きしめる日まで」といった映画でも描かれており、決してレアケースではないんだな、と思う。
(日本でもハンセン氏病施設で強制中絶があった)
ナチスの優生思想にも通じるコトが戦後の先進国で行われていたことに驚愕する。
さらに本作では現代の移民や人種差別も合わせて描き、相棒のアサドが苦悩する姿も描かれる。
社会的なテーマだけでなく、サスペンスとしても一級品。
冒頭のミイラから、主人公2人の対立、過去の出来事の断片…
楽しめる作品。
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