「シリーズ物だと知らずにいきなり最新作を観てしまった男の感想」特捜部Q カルテ番号64 といぼさんの映画レビュー(感想・評価)
シリーズ物だと知らずにいきなり最新作を観てしまった男の感想
まず最初に謝っておきますが、過去作は観ていません。シリーズ物だということを知らずにパッケージを見て面白そうだったのでDVDをレンタルし、見始めてから「しまった、シリーズ物だ」と気付きました。それを念頭に置いて以下のレビューをご覧ください。
この「特捜部Qカルテ番号64」は、デンマークの大ヒットミステリ小説を原作とした過去に三作品の映画が公開になっている「特捜部Qシリーズ」の最新作になります。
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過去の未解決事件を専門に捜査を行うコペンハーゲン警察の部署「特捜部Q」。一週間後に部署の異動を控えたアサドと、上司であり相棒のカールのコンビが古いアパートの中から現れた不可解な遺体の謎を解くために奔走し、やがて巨大な陰謀に巻き込まれていく・・・。
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警察のバディが不可解な謎に挑むというのはよくあるストーリーですが、やっぱり面白いんですよね。性格の異なる二人が時にぶつかり、時に協力し合いながら事件解決に向かって行く様はありきたりではあるけど目が離せない面白さがあります。日本でも、「相棒」とか「SPEC」みたいな警察モノのドラマではバディがありますし、デビット・フィンチャー監督の「セブン」もバディでしたね。
過去のシリーズを一切見ていない人間でしたが、普通に楽しんで観ることができました。しかし、過去のシリーズを観ていればもっと楽しむことができたんだろうなぁ・・・という印象です。ネタバレになるので明言は避けますが、多分あのラストシーンはシリーズのファンなら号泣モノでしょうね。
私の総評としては、「この作品単品でも十分に楽しめたけど過去作観ておけば良かったという後悔が残る」という感じ。以前「男はつらいよ お帰り寅さん」を観たときも同じ感想を抱きましたね。やっぱりシリーズ物はしっかり過去作を観よう。反省します。