「マスコミの大切さ、報道の自由の大切さ」記者たち 衝撃と畏怖の真実 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
マスコミの大切さ、報道の自由の大切さ
イラク戦争開戦前に、開戦に批判的な記事を掲載し続けた記者たちの物語。
今、丁度コロナパニックの真っ最中。その中で時々見る記事に「今は苦難の時。政府批判は止めて一致団結しよう」という論調のものがあります。
まったくナンセンスな記事だと、私は思います。
日本でいえば、太平洋戦争前。軍部に追随記事を書いた新聞社は肯定されるのでしょうか?
イラク戦争時のアメリカ。大量殺りく兵器やアルカイダとの関係に疑義を挟まなかったマスコミは、肯定されるのでしょうか?
そんな訳ないですよね?そんなことを考えていた時に、この映画を鑑賞することが出来たのは、大袈裟に言えば運命のようなものを感じました。
映画自体は少し薄味が過ぎるように感じました。良く言えばリアルなのでしょうが、悪く言えば盛り上げベタ。
政府発表を信じる国民から批判されるシーンをもっと増やすとか、戦争に転がる政府と世論をもう少し絶望的な演出で映すとか・・・そうすれば、リアルを崩さずに、もっとドラマチックになったように思います。
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