「思春期の中学生そのもの!」惡の華 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
思春期の中学生そのもの!
誰もが通ってきた思春期、もしくはそれに似た何かの感じ方を、ボードレールの悪の華を通してとてもリアルに描いていたところがとても良かったです。
教室での事件や、あの街で唯一の“向こう”であるあのテントや、夏祭りのシーンは絶対にありえなくて、自分には関係ないように見えるのになぜか共感してしまうし、とても身近なように感じました。
漫画は読んだことないのでわかりませんが、この世界観が素晴らしい。きっと原作に近いものになっているのだろうと思います。
そしてこの作品に見合ったキャスティングも見どころの一つです。
多分あの仲村さんを演じられるのは本当に玉城ティナさんだけだと思います。1人の仲村という役の中であんなにも色々な目をできるのは素晴らしいです。少し中学生はきついようにも感じた伊藤健太郎さんもだんだん中学生に見えてきますし、3年A組、賭ケグルイで知った秋田汐梨さんの魅力も知ることができました。
玉城さんと秋田さんは本当に体当たりで、よくやったな、よく言ったなというセリフや演技が沢山あってより作品にのめり込むことができました。
時制があっちこっち行くので一回だとわかりにくかったですが…
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