ミスター・ガラスのレビュー・感想・評価
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観る人は選ぶかも知れないがだってシャマランだもの。
やッぱりシャマランだ!と嬉しさがあふれ出す自分のような種族には楽しくてたまらないが、なんだこりゃって呆れる人の気持ちもわからなくはない。ただシャマラン好きにだって、願っていた通りの映画かと言われれば違うのではないか。むしろ『アンブレイカブル』の続編を待ち望んできたわれわれこそ、この展開は予想もしなかったのではないか。
でもそれこそがシャマランなのだ。シャマランはいつだって「ほら、こうなると思ってたよ」という観客のしたり顔と戦ってきたのだと思う。ドンデン返しがトレードマークと言われると、今度はドンデン返さない映画を撮ってしまうのもシャマランだし、この映画も「シャマラン流スーパーヒーロー映画」という看板から類推される展開をみごとなまでに気持ちよく裏切っている。ああ、シャマランって本当に映画を作るのが大好きなのだなあ。そしてシャマランの飽くなき挑戦欲はいつだって刺激的なのですよ(いつだっては嘘、勢いでほめ過ぎました)。
続アンブレイカブル
だったとは!www
映画は大好きだがアメコミには全く興味無い自分としては、アンブレイカブル時から、だったらなんなん?と言う疑念があり続けた世界観。だが、本作は超人たちの人間性に加え、それに抗う人間主導の謎の組織が登場。彼らとミスターガラスの心理戦でした!となるオチは、そう来たかシャラマン!と感心せざるを得なかった。
裏をかくシナリオに最後感動したのだがそれまではどうしてもどうでもいいテーマなので入り込めなかった。
タイトルなし(ネタバレ)
1・2を見ず、予備知識も全く無しで観た。
(ブルースウィリスが出るのねそれなら主人公でヒーローね)と思っていたら、“主人公”でヒーローだったけどかなり違った。
(ブルースウィリスが出るのねなら暴れるのね)と思っていたらそうでもなかった。まあ暴れてたけど。
ミスターガラスはキングスマン1で大金持ちの起業家役を演じた俳優だった。家人に指摘され戻って見直し確認したら、あらおんなじお顔。あちらではコミカルにひょいひょい動く演技、こちらでは常に車椅子に乗っていてほぼ動かない演技、でもどちらも生真面目な理想家役。
ビースト役の人凄いー!と騒いでいたら家人が「彼はナルニアでタムナス役を演じた」と情報を入れてくれた。ああこの方ならタムナスさんもやれただろうと納得(1:35辺りの四つ足→二足のダッシュするシーンを見て)
火事場の馬鹿力は実在する、そんな当たり前の主張をコミックに託け命を投げて通したミスターガラスの哀れさは胸に迫った。
ケイシーに抱擁されYESと答えるケヴィンには全力で共感した(前段を全く知らないのでわかってないのかも。でも一番欲しかったものをもらえたので彼は力を得て、命の限り照明を仕切った)
(多分理解の届いていない、共鳴だけの覚え書き)
実にシャマランらしい
僕はシャマラン監督のここが好きなんだ‼︎
まだ、シャマラン監督作品そんなに観ていない人がこんなこと言ってすみません🙇
僕はトラップ、シックスセンス、アンブレイカブル、スプリットそしてミスターガラスと観てきてめちゃくちゃめちゃくちゃシャマラン監督が好きになりました‼︎
そしてシャマラン監督のどんな所に惹かれたんだろう?と考えてみました。
作品が面白いことや、独特な世界観が素晴らしいのは勿論なのですが、僕はシャマラン監督が描く、家族が好きなんだけどとこの作品で気づきました。
ファンタジーの中にある時に残酷だけど、時に切なく、温かい、リアルな家族。
そんなシャマラン監督の家族の描き方が好きなんだなとこの作品で気づきました。
今後シャマラン監督作品を観る時はそこも注目して観たいなと思いました。
勿論、シャマラン監督の作品で家族が出てこないと、不満とかそんなことは一切思っていません。
今後出る新しい作品でもシャマラン監督の頭の中の物を映像にして、楽しませてくれたらそれだけでもう最高です😆
ここからミスターガラスの感想書きます‼︎
アンブレイカブル、スプリットに続く、ミスターガラス。
この作品ではアンブレイカブルのシャマラン監督のヒーロー像をさらに深掘りするような内容でした。
まず、超豪華キャスト‼︎
皆さんすごく良い演技でした。
あと感動したのはダンの息子が凄い成長してる‼︎
アンブレイカブルの時からめちゃくちゃ成長して超イケメンになって、演技も上手くて感動しました‼︎
ストーリーも面白かった‼︎
終盤の電車の展開はとても驚いたし、アンブレイカブルとスプリットを繋げるのが上手いな〜と思いました‼︎
ラストで3人が死んでしまう展開はそうなっちゃうんだ…と思ったけど世界に映像を広めるという展開に繋げるためにそうしたのかと最後で納得しました。
超能力じゃなくても自分の心の中の物を隠す必要はないんだよというメッセージが伝わってきました‼︎
3部作の最終章
今夜(2025/01/26)、久しぶりに観ました。
昨夜観た『ソルトバーン』とほぼ同じ尺なのに、視聴時間の経過はまるで倍速のようでした(笑)それほどおもしろく観られたという事ですね☝️
不死身の男と、脆弱で明晰な男と、内に怪物がいる男が相対した時、どうなってしまうのか。本作は少し長かったですが、そのお陰で各キャラクターのあらましも観られましたし、感情移入もしやすく思いました。
精神科医の女は、『RUN』でサイコママを演じたサラ・ポールソン。今回は論理的な考えを持った知識人でしたが、やはりよい俳優なので役所が見事にハマってて最高でした✨
ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェームズ・マカヴォイ、アニャ・テイラー・ジョイと総出演で、ただそれだけでも胸熱です❤️🔥
派手なシーンはありますが、CGに頼りすぎずに人と人のやり取りに重きを置いている印象で、好感が持てます。
クライマックスで次回作も出て欲しい気がしましたが、エンドロールまで観て気持ちが反転しました。本作はこれで終わりが最良の選択です。
良作です!アマプラからどうぞ👋
地を這うマカホイ
マアマア面白かった
鋼の檻と硝子の夢——禁断の英雄譚
人間の心の深奥に潜む欲望と、それを鎖で縛ろうとする現実の禁忌。その狭間で悶え苦しむ者たちの物語——「ミスター・ガラス」はまるで、我が筆にて描き上げた禁断の戯れのようではないか。
シャマラン監督の映像美は、まるで皮膚の下に埋め込まれた針のように鋭く、痛みを伴いながらも快楽を生む。ブルース・ウィリスの寡黙な強さは縄のように絡みつき、サミュエル・L・ジャクソンの冷徹な知性は鞭のように観る者の心を打ち据える。そして、ジェームズ・マカヴォイの多重人格が紡ぎ出す狂気は、まさに官能と恐怖の極致だ。
物語は三者三様の悲劇を描きつつ、最後には運命の檻という牢獄に彼らを閉じ込める。自由への渇望は、もがけばもがくほどその緊縛の強度を増し、解放の刹那をさらに強烈に感じさせる。観客はその果てに訪れる、甘美で残酷なカタルシスにひたすら飲み込まれるのだ。
「ミスター・ガラス」は、ただのスーパーヒーロー映画ではない。それは人間の弱さと強さ、破滅と救済が交わる、闇夜の中の濃密な戯曲である。そして私たちに問いかけるのだ——あなたの内なる異端は、果たして解き放たれるべきなのか、と。
この映画を観ることは、あたかも禁断の扉を開き、その向こうに広がる魅惑の世界へ足を踏み入れることに他ならない。果敢に飛び込む覚悟がある者のみ、その快楽と真実に触れられるだろう。
限りなく現実と地続きのヒーローもの
面白い話
glass
終盤にはこのストーリーがすべてある人物によって仕組まれていたことが判る。 劇中でフィラデルフィアの街にできた 最も高い(架空の)ビルの名前がオオサカタワーというのは謎だ。
動画配信で映画「ミスター・ガラス」を見た。
2019年製作/129分/G/アメリカ
原題:Glass
配給:ディズニー
劇場公開日:2019年1月18日
ブルース・ウィリス
サミュエル・L・ジャクソン
ジェームズ・マカヴォイ
アニャ・テイラー=ジョイ
スペンサー・トリート・クラーク
サラ・ポールソン
シャーレイン・ウッダード
M.ナイト・シャマラン監督の
「アンブレイカブル」、「スプリット」を見たオレは
3部作のこの3作目をずっと見たかった。
ロードショーは気づかないうちに終わっていた。
今回やっと見ることができた。
フィラデルフィアで乗客131人が死亡するという悲惨な列車事故で
唯一生き残ったデヴィッド(ブルース・ウィリス)。
イライジャ(ミスター・ガラス)(サミュエル・L・ジャクソン)は
非凡なIQと、生涯で94回骨折した壊れやすい肉体を持つ。
ケビン(ジェームズ・マカヴォイ)は
一人で24人もの人格を持つややこしい人物。
彼らの共通点は、自分が人間を超える存在だと信じていること。
フィラデルフィアの精神病院にこの3人が収容された。
エリー(サラ・ポールソン)はこの3人を治療する医者だが、
他に真の目的があった。
終盤にはこのストーリーがすべてある人物によって仕組まれていたことが判る。
劇中でフィラデルフィアの街にできた
最も高い(架空の)ビルの名前がオオサカタワーというのは謎だ。
この映画の世界観は3部作を全部見てこそ判ると思う。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
シャラマン監督版ヒーロ映画!
鑑賞中は、まずどんな展開になるのか全く想像つきませんでした。体が壊れない不死身なデヴィッド(善役)、24の人格をもつケヴィン=ビースト(悪役)の戦い映画だろうか?と思っていたら、早々に両者が施設に捕まってしまう始末です。この2人に加え、骨が壊れやすいが天才的IQのミスターガラスがどう彼らに関わってくるのか、重要かつ非常に面白い要素でした。
結局、この映画のテーマは何だったのだろうと考えます。善も悪も関係なく超人達が人間から特異な存在として扱われている、悲しきヒーロー達の姿が見えました。バットマンやX-MEN、そしてウォッチメンにも代表されるように、人間からは変り者として扱われ嫌われる、そんなヒーロー達を描くように。
本作でヒーローは活躍できたのでしょうか?いや全くそうではなかったですね。この映画で、ナイト・シャラマンが描きたかったのは、ヒーローの終わりではなく、ヒーロー達の始まりを描いているようでした。
いや~、シャラマン版アメコミヒーロー映画とくと見せてもらった気がします。今までのアメコミヒーロー映画に喧嘩でも売っているんじゃ?っと思えるほど一線を課した作品で、賛否両論な評価みたいですが、個人的には非常に面白く新しい形のヒーロー映画を見せてもらった気がしています。
監督あなたは、コミックが大好きなんですね!と、この作品の深さを知れば知るほどそう思う次第でした。
2回目の鑑賞になります
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