殺さない彼と死なない彼女のレビュー・感想・評価
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ただの青春恋愛映画じゃない
やばい。観終わってからずっと鼻の奥がツーンとしてる。安直に泣ける映画ですよ〜とかは言いたくないんだけど、想像以上だった。全然ただの泣ける恋愛映画じゃない。
映画を観ているというよりは、劇を見ている感覚。登場人物たちの言動も、哲学的で、どこか非日常。だけど自分たちの周りにも当たり前に居るような不思議な感覚。そしてそれに体が慣れてきたかな〜と思ったらラスト30分で怒涛の展開。123分があっという間だった。映画をみてこんなに心揺さぶられたのは久しぶりだぁ。
個人的おすすめポイントは、光の演出。
小林監督は自然光撮影にこだわっていて、この映画には照明部がいないそう。だから全編通してすごく優しい柔らかい雰囲気が出ているように感じた。さらに画質がめちゃくちゃ良い。
あと、間宮さんが舞台挨拶で言っていたように、監督は女の子を綺麗に撮るのがすごく上手いなぁと思った。桜井さんのファンとしてはものすごく可愛く撮っていただいて嬉しかったし、もちろん他のキャストの方も漏れなく全員可愛くて上映中ずっと「監督凄え…」ってなってた笑
これは完全に俺の趣味ですが、鹿野の役が俺が観てきた桜井さんの役の中で1番好きでした。寂しがり屋でかまってちゃんで口が悪いし不器用なんだけど小坂といる時は本当に幸せそうな顔をするのがめちゃくちゃツボでした。良い演技だった!CMのイメージしかないなぁって人にこそ観てもらいたいなぁ。
永遠に続きそうなのでこの辺でやめます。
原作を買ってあったのですがあえて読まずに封印していたので今から読もうと思います。
おやすみ〜
じんわりするストーリーだが惜しい
3ペアの交流(恋愛?友情?)をごちゃ混ぜに描いた作品。バラバラの3つのストーリーをごちゃ混ぜにしながらも違和感が無く、叙述トリックの如くラストに収束させる手腕はお見事!
主演は桜井日奈子さんと間宮祥太朗さんとのことですが、惜しむらくは、桜井日奈子さんがやや力不足なことでしょうか。地味子ときゃぴ子、撫子と八千代のストーリーの方が印象が強く、ラストの衝撃がなければ主演の二人は完全に食われていました。
ケータイ小説みたいな話
原作未読でレビュー評価が高かったので見た。
若手俳優達は美男美少女な上に演技も世界観に合っていて良かった。少し声の抑揚に不安定さはあったけど。
やはり映像化する上でネックになってしまうのは、コテコテな創作物にありがちな女性語尾。
「〜だわ。」「〜ですもの。」「〜ね。」
とびきりの美少女が喋るからなんとか許せるという感じ。
泣ける映画と話題だったが、まぁそういう泣かせ方になるよねと期待を上回ることはなかった。
こういったケータイ小説にありがちなパターンで泣くには、やはり中高生くらいのマインドを持ちあわせてないと厳しいと思う。
素晴らしい
原作が4コマだということですが、それを知らなくてもこういったぶつ切りのストーリー展開は好きな演出です。キャラクターもしっかり立っていてそれぞれの演技も良く、今年見た映画の中で面白かった作品の一つです。
レビュー無しあらすじ無し前知識無しで観て欲しい
評判が良いので鑑賞。
個人に、映画は、レビューもネタバレもあらすじも読まないで鑑賞するのが1番楽しめるりもちろん原作は映画の前には読んでも何も得しないと思います。良かったらあとから読めばいい。
この映画は特に何も知らない状態で観て欲しい。以下、ネタバレ無しで触りだけ。でもこれから映画を見る人は読まない方がいい。
と、前置きしつつ。
初めの90分くらい、四コマ漫画原作ということで、テンポよく短いシーンが続きます。ちょっと理屈っぽいが、詩的で小気味いい会話劇。
「死ね」「殺す」「死にたい」などの言葉がちょっと気になりつつ、まさに高校生っぽい。
「死ぬとか殺すとか簡単に言ってはいけない」なんて、大人に言われれば、本気でそんなこと思ってないし。とか返ってきそう。
ドラマチックな展開はないが、それが逆にリアルっぽくて良い。人によっては退屈に思うも知れないけど、時々、とても心に響く言葉もあり、良い映画だなぁと、、、。ホンワカします。
若い俳優陣も演技というよりは日常っぽく良かった。特に間宮祥太朗はカッコイイ。桜井日奈子は演技下手だと思っていたけどこの映画で好きになりました。
ここまでは星4つ。
最後の30分は、ここでは書きません。
ただ、星5つ。高評価納得。
最後に、、、千葉県のポテンシャル凄いな。
都会から田んぼ、ららぽーとまで、なんでも撮影出来るので、今後も千葉での映画を楽しみにしています。柏の葉で見れば良かった(--;)
死ねないくせに、殺せないくせに、、、
2020/04/26追記
原作未読。予告をみて、見に行ってみよーと思いふらっと劇場に足を運んだ。
なんて不思議な映画なんだ。
なんて悲しい映画なんだ。
殺すぞ、殺せないくせに。
死ぬぞ、死ねねぇくせに。
好き、好き、好き、大好き。
好きって行ったじゃん。
誰しも自分の方を見て欲しくて、
なんとか自分を見てくれるように相手を仕向ける。
3つのストーリーが同時に進んでいく
4コマの良さを生かしているのかな
喜びも憎しみも悲しみも全部感じられる
大好きな人には態度を変えちゃう
好きって気付いてよ。ねえ。
過去一映画で泣いた、、、
自然と涙が溢れ出る
ネタバレはしないが、せめて言わせて欲しい
恋をしてる人は絶対にみて下さい。
デジタル配信でもう一度鑑賞したので改めて。
チョイと中身に触れるので、まだ鑑賞していない人はご注意を。
何がすごいかって、伏線回収が綺麗過ぎる。
ハチに大声に未来の話に...。
見終わった後はしばらく止まってしまう。
ラスト40分(それは果たしてラストなのか)は泣けるのに、それまで声が出るくらい笑える。
4コマ漫画の良さを引き出せていて、テンポよく気持ちよく笑える。ちなみに4コマ漫画の方も読みました。最高でした。
単純な恋愛映画では無い。
今までに無く、
そしてこれからも現れることがないだろう。
登場人物6人全員に共感できるし、
一人一人の言葉に重みを感じる。
特に一番好きな言葉は
「私のこと好き?って聞いて好きじゃないよって返ってくるのが怖くてきけなくて、私のこと嫌い?って聞いて嫌いじゃないよって言葉に安心するの」です。
恋愛というのがメインの映画ではダントツで1位。
もう大好き、この作品。好き!好き!
スッキリした感じでした。
中盤までバタバタした感じで忙しかったけど、後半とてもよかったです。小坂の事件にはビックリしましたけど、ななちゃんの夢のシーンはとってもよかったです。
観終わった後、とてもいい気持ちになりました。
〝感情移入〟というより〝同期〟
泣けるからいい映画とは限らないけれど(愛くるしいワンちゃんとの交流と別れとか、前後のストーリーと関係なく映像的に刺激されてウルっときちゃうことがよくあります)、この映画は登場人物の出会いと心の交流の過程が丁寧に描かれていて、〝感情移入〟というよりほとんど登場人物の気持ちと同期する感覚になります。なので、全ての大事な言葉や傷みや一緒にいる時の幸福感がストレートに自分のことのように感じられます。
思春期に、自意識過剰でウジウジ悩んだり、気持ちがうまく言葉にできなかったり、相手に伝えるのが不器用だったりする(伝えたい気持ちと正反対の言動をして後悔したり)のはいつの時代の若者も変わらなくて、昔の自分の面倒くささやウザったさなども思い当たるところがたくさんあって恥ずかしさを覚えるほどでした。
鑑賞後、原作の4コマ漫画の内容が気になってシネ・リーブル池袋を出た直後、ルミネのくまざわ書店に寄って購入(税込1100円)。
驚きました。サイコキラーも含めて、3つのカップルのそれぞれのキャラクターの独特な味わいの映画における再現率が半端ありません。ラストにそれぞれの物語が繋がるのは映画オリジナルでありながら、原作のキャラクターを少しも損なうことなく、映画としての完成度も高いという離れ業をやってのけてくれてます。
原作と映画、どちらも素晴らしい点、『愛がなんだ』や『この世界の片隅に』などと比べても全く遜色がありません。
(どうでもいいことなのですが、どれほど感動したか、将来自分で思い出せるように追記します)
鑑賞後2日経ったのに、八千代くんと映画館(イクスピアリ)で再会する短いシーンだけの端役のさっちゃんのことまで、鮮明に思い出せるのです。そして、彼女のこれまでと現在の心のありようのことまで想像が膨らんで泣けてきそうです。これだけすべての登場人物に等しく、必要以上に寄り添いたくなる映画って、凄いと思います。ついでに言えば、小坂くんにライン🆔を拒否られてた女の子のこともなんだか愛おしく思い出せます。
こういう映画を待っていた
原作未読で俳優も一人も分からない状態で、楽しめるか不安でした。
ですが、終わった後には涙腺ボロボロになってしまい自分でもびっくり。
ラブストーリーや青春モノの映画は結構見てきたつもりでしたが今まで観たものと何かが違います。
細かい心情、描写にこだわられているのが観ていて伝わります。
是非映画館で観ることをお勧めします!
4コマの良さを生かしつつ、リンクする映画の物語
まさか、こんなに泣ける映画だとは思っていませんでした!
久々に目が腫れるほど泣いた(T-T)
とりあえず原作本を即買ww
もし私のように何も知らずに見る方は「原作は4コマ漫画」これだけは知っておいて観ていただきたいです!
それを知らないと、エピソードがブツブツ切れる感じや、女子高生の独特な言葉遣いやモノローグが気になってしまうと思うので。
私なんて序盤から、ソフトフォーカスがかかったような画面が気になって、
「“殺す”とか“死ぬ”とか、とっかかりだけ過激な、いい雰囲気美男美女青春ラブストーリー映画かぁ?」と思ってしまいました。すみません;
それもこれも、4コマ漫画っぽさと、原作の持つ世界観を大切にした表現だったのだと思います。
しんどい物語を、みつはしちかこ先生のチッチとサリーをヘタウマにしたような絵柄で語る原作の魅力を映像化。すごいチャレンジです。
そしてラストの多すぎるブラックアウトは、4コマ漫画の読後感を表しつつ、映画としても観客が心で余白を補う間となっていて、より主人公の気持ちに寄り添えた気がします。
3組みのヤバくてクソ面倒な登場人物たちが繰り広げる、クソ面倒くさいエピソードを見せられるのですが、会話の中にハッと気付かされる瞬間があり…
いつの間にか、みんなが愛おしくなっていました。
そして、ちょっと唐突に思えるセリフやエピソードは、全てラストに繋がっていて…。
3つの物語が繋がることで、改めて語られるのは
誰かと一緒にいること。ただそれだけでお互いが影響しあって生まれる化学変化な気がします。
「死にたい」「愛されたい」「スキだと伝えたい」それぞれ自分の主観のなかで生きてきた少女達が、他者と一緒に時間を過ごすことで影響を受け、他者に目を向ける事ができるようになり
何でもないけど、かけがえのない時間だったと気づく日が来る。
彼から受けた影響で彼女は変化して、それがまた他の人に影響を与えていく。
絶望した人を救う希望の言葉となって、出会った人のなかで生きていく。
撫子ちゃんは、未来を作る為に何度でも八千代くんにスキだと伝えるでしょう。
私も彼女たちの青春と一緒に居て、彼女たちから影響を受けたと思えます。
追記:撫子ちゃんが超絶可憐で、八千代くんビジョンの連続告白シーンに悶絶(≧∀≦)
でも、自分に自信があるはずも無いのに、あんな可愛いコに告られたら、何かの罰ゲームかと思うわなσ^_^;
今一番大好きな人と一緒に見れたら幸せですね。
絶対ラブコメだと思っていたのに、全然違っていたという衝撃。
これは、なんと!
涙が止まらない。゚(゚´ω`゚)゚。
こんなに優しい映画だとは思わなくて、軽い気持ちで観始めた自分が申し訳なくなりました。
ごめんなさい。
この映画は、今一番大好きだと思う人と一緒に観てほしい。
そして、今その人と一緒にいられる幸せを感じられたら、さらに素敵(о´∀`о)
試写会では周りにいる高校生が、みんな号泣していたのが印象的でした。
私も本当は泣きたかったけど、やっぱり大人だからそこはグッと堪えてみました。
そして、一緒に行った友達とは「良かったよね」と一言いう…。
静かな感想(*'▽'*)
でも、心の中はすごく大興奮!
・:*+.\(( °ω° ))/.:+
「良かった!良かった!切なくて泣けた!みんな可愛くて大好き!みんなみんな良かった!」というのが、正直な気持ち。
心を爆発させたいくらい、私の中ではどハマりした映画でした(*^o^*)
DVDが出たら買っても良いかもしれないと、ふと思うくらい私の心にしっくりと来る作品。
何がそんなに良かったかと言えば、やっぱりキャストの皆さんの独特な演技力。
ちょっと普段言わないような言い回しでセリフを言うので、まるで小説を読んでいるかのような雰囲気でした。
でもそれが逆にこの作品に合っていて、私の気持ちはストーリーにどんどん引き込まれてしまいました。
映画の中では3組のカップルが出てくるのですが、彼女側の気持ちがみんな可愛くて可愛くて…!
どの彼女も特徴的で、とにかく可愛い!
女の子が恋に頑張る姿を観ているだけで、心が幸せになるというか、ほっこりするというか、幸せな気持ちに包まれました。
本来なら、主役の間宮祥太朗くんと桜井日奈子ちゃんのはずなのに、観終わってみたら2人の話がメインじゃないことに気がついて…。
この作品は、それぞれのストーリーがちゃんとそこに生きているから、こそ完成されているんだなって実感しました。
キャストの人が若いからと観るのを躊躇している男性、そしてラブコメは観ないと思っている社会人の方々。
そう言う人にこそ、観てもらいたくなる作品。
高校生の心を揺さぶるのはもちろんですが、大人の人の心も十分に揺さぶってくれます。
始めはこんなもんかと思っていても、後からじわじわと心の中に響いてくるから凄い。
予想を遥かに裏切られる素敵な作品に出会えたことに感謝です!
急遽登場していただいた監督にも感謝!
素敵な試写会をありがとうございました。
未来の話をしましょう
照明をあてず自然光で撮影したという本作はすべてが自然体。
教室の空気や夕暮れの陽の光や、クラスメイトのざわめきなんかが何気ない日常の一コマとして入ってくる。
「殺すぞ」「死ね」が口癖の主人公と「死にたい」が口癖でリストカットを繰り返すヒロインと、そこに微妙に交差する他の登場人物とが織りなす青春物語。
空気を読んで周囲に合わせるJK像ではなく、ひどく孤立した立ったキャラの登場人物が物語が進むにつれ次第に愛おしく思われる。
後半の予想外の展開にすすり泣きの声がかしこに聞こえ、逞しくも未来を見据えるヒロインの姿にラストは鼓舞し、鼓舞される。
大切な誰かと未来(あした)の話がしたくなる観賞後です。
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