殺さない彼と死なない彼女のレビュー・感想・評価
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泣かせに来てるのを凄く感じる
映画タイトルからあーってことはこうでこうなるのかな。なんて軽く予想を立てながら見ていたら、ほぼその通りのストーリーで予告映像に対して「思いがけずじゃねぇじゃねぇか!」と思わず突っ込みたくなってしまいました笑
”思いがけず!”と言う点では君の膵臓をたべたいに近いものを感じました
自然光で撮影しているらしく、映像のこだわりを感じるのですが、如何せん私が普段見る大抵の映画がライトを使っているので目がなかなか”自然光の映像”に慣れず見にくかったです。これは本当に個人的な感想なので、あんまり参考にしなくていいと思います。
でも何より残念なのが中身に隙があることです。なぜ彼女はそんなにも死にたいのか、何か大きい理由はあるの?彼はどうしてそんなに構う?きゃぴ子はそんなに愛を求めて地味子はきゃぴ子に構うのはなぜ?幼馴染って理由だけで?キャラクターのそういう所にもう少しスポットライトを当てて欲しかった。そしたらもっと感情移入できたなーと思いました。
でも役者さんはみんな演技が上手で、高校生に違和感がなかったです。すごい。
予告でも「91%の観客が泣いた!」と謳っているだけあってとても泣かせに来ているのを感じながら見ていました。
でもこんな偉そうなこと言いつつ、嫌いになれなくて、むしろもう1回最初から見たい。そう思える不思議な映画です。
愛から学ぶこと
やはり、映画を観るにあたって先入観や偏見を持ってはいけないとつくづく感じた作品だった。SNSコミック原作、キャストなどでイメージを作ってしまうのはよくなかった。もっと、本当に早く観とけばよかったと思った。
3組のストーリーから物語は始まる。共通のテーマはそれぞれが人を好きになることだ。人を愛することで、人は変わることができる。愛には喜怒哀楽の全てが詰まっているのだ。
コミック原作だからこその、きゃぴ子と地味子という名前の設定。でもそれを普通にニックネームとかではなく、自分の名前として使ってることに驚いた。
八千代くんと撫子の関係性もなかなか特殊だけど、なんだかほんわかしててステキな2人だった。撫子の言葉使いがとても上品なところも好感が持てた。
そして、れいとななの2人。「殺すぞ」「死ね」「死にたい」が口癖。かなりのネガティブでリスカ常習のなな、留年して1つ年上の全ての物事に冷め切ったれい。そのれいがはじめて唯一興味が持てたのがななだった。
「私が死んでも世界は何も変わらないよね」と言うななに、れいは「少なくともお前が死んだらオレは変わる」と言った。大切な人の死は突然と思いがけずに訪れる。亡くなった本人だって、未来の話をしたばかりなのに、これからも一緒に生きていこうと思っていたのに、運命は切ない。生きることと死ぬことは隣り合わせだ。命は儚く、そして尊い。
ななはれいと出会ったことで、今までの自分を変えることができたのだ。れいがいなくなることが運命だったとしても、ななは今まで知らなかったたくさんの事を知ることができたのだ。
きっと、人が生きていくことに無駄なことは何もないのだと思えた。
衝撃的なラスト30分と、タイトルの真意。予想外の感動を生む群像劇。
【賛否両論チェック】
賛:高校生達が織り成す青春模様の数々が、観ていて感慨深い。そして油断していると、ラスト30分の思わぬ展開に、ショックと感動が押し寄せる。タイトルの真意も印象に残る。
否:セリフの言い回しなんかが結構小説チックで、現実感はあまりないかも。
「殺す」が口癖でも心優しいれいと、そんなれいに出逢って変わっていく死にたがり・なな。全人類から愛されようと懸命なきゃぴ子と、そんな彼女を近くで見守る地味子。そして告白が日課の撫子と、彼女からの告白に戸惑う八千代。そんな6人がそれぞれの生活の中で織り成していく人間模様・恋模様に、観ていてどこか心温まったり、逆にちょっぴり切ない気持ちになったりします。
そして何といっても特筆すべきは、ラスト30分の衝撃的すぎる展開でしょう。完全に予想外といいますか、油断していると、思いもよらないショックと感動に、不覚にも心が激しく揺さぶられてしまいます。同時に、本作の特徴的なタイトルが持つ本当の意味に気づかされ、それもまた感動を深いものにさせているようです。
登場人物達のセリフの言い回しなんかがやや小説チックで、どことなく説教臭く聞こえてしまう部分もありますが、「生きるいうこと」や「本当の愛」について、不思議な角度から思わず考えさせられるような深い作品ですので、是非チェックしてみて下さい。
ジミ子ちゃん達のエピは好き
この高校生のリアル感
涙が止まらない…
恋愛もの、青春ものを苦手な人にはお薦めしませんが、私にはかなりガン...
半分以上意味が分からなかった
突然別のドラマが始まったかのようなぶつ切りとも言える繋ぎはまぁ後から分かるのだろうなと思いながら見ればいいのだが、
登場人物たちの言動の意味がさっぱり分からないまま終盤に突入していくさまは本当に分けがわからない。
それぞれの人物にまったく脈絡がない。
死にたい女はなぜ死にたいのか。
男はなぜ死にたい女にかまうのか。
この二人のやり取りが意味不明。
地味子ちゃんがなぜきゃぴこちゃんの近くにいるのか。
撫子と八千代の関係も意味不明。
殆どが意味不明なのに最後だけ普通の人間のやり方になっている。
なんとなく分かったような気になって泣けるのは分かるが、登場人物に関しては意味が分からない。
でも役者さんはとっても良かった。
みんなこの映画に合ってたし癒やされた。
学生の恋愛ものとかじゃない
なかなか得がたい体験…
未来の話をしよう
評価が高く気になっていたのでやっと見てみました。
高校生くらいの恋愛とか人生、人生に占める恋愛って感じかな、が伝わってくる映画で結構キュンキュンしました、笑。女優たちがうまい、ってわけでもないんだろうけど、なんだろう、三者三様のかわいさというか、魅力があってよかったなーと思います。
不安定な高校時代の恋愛を見てなんか元気をもらったような、ところどころに入ってきた未来の話をしようという言葉で、先のことはわからないけどポジティブに明るい未来を考えて生きてこう、そんな気持ちにさせてもらったかなと思います。好きな人には言えるうちに好きって言おうみたいなね、そういうシンプルな前向きな気持ちを受け止めてみました。
ストーリー展開は後半入り込めない人もいるだろうなとは思いますね。泣かせにいってるのかわからないけど、強引で、受け止められるかは別れる気はしますが、まぁ高校生気分で一旦素直に受け止めてみれば、よい映画だったかなと思います。
監督の拘りが見える作品。まだまだ見足りない。
愛おしい群像劇
元々原作をTwitterで知り、漫画本を購入した世紀末さんのファン...
元々原作をTwitterで知り、漫画本を購入した世紀末さんのファンです。
4コマ漫画で号泣したのは初めてでした。
かわいらしい絵なのに内容が人間味たっぷりで、なんとも奥深くて大好きです。
話の展開は原作とそれほど変わりなく、おさらいしているようで、気づいたら胸いっぱいで思い出し泣きしていました。
終盤にかけて、声を出して泣きそうになるのをこらえるのに必死で嗚咽するほど…
改めて大事な人を大事に思うことの大切さや、今までの自分のおろそかにしていた部分に気づけます。
ただ、実写であの世界観を表現するとなるとリアルさに欠ける…といった印象でした。
個人的には「地味子」と「きゃぴ子」の名前が特に目立って話が入ってきづらいと感じたので、「君が代→撫子」のように変更しても良かったと思います。
一人ひとりのキャラが確立されているので、名前が変わっても判断しやすいでしょうし…
序盤から中盤にかけては、撫子と八千代の演技に違和感がありむずがゆかったです。
これは原作を知っているからこその感想かもしれませんが…
キャラクターの個性や話し方、雰囲気はそのままで、現代のリアルな若者の話し言葉(語尾を変える等)を用いたら、世代関係なくもっと共感される作品になると思います。
この映画で初めて作品を知った方は、原作を読んでから見ることをおすすめします。
最初の30分はただただ漫画の内容に沿って展開されていくので、原作を知らない同行者は退屈そうでした。
ただ、エンドロールが流れる頃にはいいものを観た、と思えるはずです。
もうすぐ2019年も終わってしまいますが、振り返ると今年一番泣いた映画かもしれません。
夜観ると翌朝パンパンに目が腫れる可能性があるので、気をつけて下さい(+_+)
いつでも未来に向かっている
もっと多くの人が見るといい
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