「原作が大好きで、一度は鑑賞のチャンスを逃したものの、高速バスに乗っ...」殺さない彼と死なない彼女 ゆいさんの映画レビュー(感想・評価)
原作が大好きで、一度は鑑賞のチャンスを逃したものの、高速バスに乗っ...
原作が大好きで、一度は鑑賞のチャンスを逃したものの、高速バスに乗って再上映を観に行くことができた。
観て良かった。
大好きって伝えようね
今この瞬間から未来。未来を生きようね
原作のパワーが映画になっても衰えていなかった。
時系列はすぐ気づいたが、なるほどそうやってまとめるのか、と。
マンガの世界だったことが、現実世界ではこうなるのか!と納得の行く演出で、自分の中に落とし込めた。
大学生女同士2人で鑑賞。
若い女の私たちだから面白いのかもしれない部分はあると思う。
女心恋心がよく表現されているから。
しかし女も人それぞれなわけだし、カップルや男性1人の方もいた。
○中心キャラクター
・なな 小坂に時々みせる笑顔、ちゃんとかわいいよ。桜井日奈子さん、原作の雰囲気そのまんま。
・小坂 ちょっと大人びすぎイケてすぎのルックスと思うも良かった。
・きゃぴ子 とろんとした目、虚な表情がきゃぴ子のそれだった。もちろん有無を言わさぬかわいさ。けど原作と違っていつも男たちの取り巻きがいる感じではなく、地味子しかいない。
・地味子ちゃん 眉間にしわを寄せた表情が似てて驚き。かわいい
・撫子ちゃん 声がかわいくてドキドキした
・八千代くん 原作まんま!
○周辺キャラクター
・先生 鹿野を気にかけているが頼りなさげでもあった。原作では全く印象が無いがこうなるのか。鹿野が大学に向かって歩み始めたとき、この先生と関わったかもしれないな。
・さっちゃん 若すぎる(年齢はそうだけど子供いるように見えなさすぎて)と思ったけど、印象に残る
・きゃぴ子ママ こうなるのか
・サイコキラー 似てるなあ
・小坂ママ ああ。似てる。!印象的
気になった点も記す。
・きゃぴ子の彼氏たち 気持ち悪い(マイナス面ではないかもしれない)
・その他JK 演技がイマイチ… 可愛くない(それがいい。彼女らは心の醜さが現れた可愛くなさだから。キャラクターとして作り上げられた可愛くなさを言っているのであって、演じた方へのdisではない)
・小坂に拒否されていた女の子 最後ノートとってあげていた?なぜこういうシーンを入れたのだろう。これがあることで彼女についても表面だけでなくもっと知りたくなった。彼女も多面的な1人の、彼女なりの恋愛をしたかった人間であったということか。
自殺と他殺じゃ行く場所が違うらしいと言った小坂。
夢の中では優しい小坂。
確かにななの作り出した夢だが、小坂はそういう奴で、いつでもななを生かそうとしてくれた。
本当にお互いをわかっていて、大好きだったのにね。