「生きている実感」殺さない彼と死なない彼女 yuriさんの映画レビュー（感想・評価）
生きている実感
最初のうち、メインの２人以外はセリフが不自然に感じて、合わないわあと思いました。
このゆるーい感じが。
はるか昔の私の高校時代と言えば・・・
傘が曲がる程の満員電車で痴漢のプレッシャーに耐え、バスも含めて通学には往復３時間近くかかり、そうまでして通った学校では毎年自殺者が出た、という殺伐たるものでした。
こう書くと、結構灰色だなあ。もちろん、それなりに楽しんでいる人はいましたが。
とりあえず、休まずに通った自分を褒めようっと。
映画の話に戻ります。一人一人をじっくり見ていくと、それぞれが迷いつつも頑張ってる様子に引き付けられます。きゃぴ子と撫子のキャラは受け入れにくいですが、気持ちは解りました。
ななが最初は不安定で、映画の色調もどこか頼りない感じだったのが、最後のシーンでは色鮮やかで、笑顔も希望に満ちている感じが良かったです。
最後に。みんな、死なないでね。生きているから未来があるんだよ。当たり前か。
はじめまして
共感ありがとうございます。
私も高校は徒歩、列車、そして徒歩と1時間以上かけて通いました。往復2時間強でした)
夏時間は6時の列車で、毎朝眠くて地獄でした。
（往復3時間は凄いですね)
高校は辛くて辛くて、
でも不登校なんてなかった時代です。
（通り魔みたいに殺された小坂君。ちょっと納得いかないストーリー展開でした)
すみません。長々とお邪魔しました。
え、大丈夫ですよ。全体の感じからして、〝私の場合は、たまたまなんとかなったけど〟という風に私は受け止めました。色んな選択、色んな成り行きで今がある。逃げてもなんでも、取り敢えず生きる、という選択をしてみようよ。
そんな感じの寄り添う気持ちが自然体で滲み出てると思ってます。
琥珀さん、ありがとうございます。その当時や今思ったことをそのまま書いてしまったんですが、実は後で後悔したんです。確かに私は高校を休まず通えたんですけど、それは運が良かっただけなので、自分を褒めたいと書いたのはどうなのかと（それに一回早退してるし）。
みんな、死なないでねと書いた以上、その発言に責任を持たなければ。
辛い人は逃げて良いんです。命の方が大事ですから、と書くべきでした。
なんてないことをさり気なく綴ってるだけのように見えるのに、伝える力が強い、とてもいいレビューですね。
ちょっと感動したので、ついコメントしてしまいました。
すごく気になった映画だったので、再び鑑賞。
２回目でも、やっぱり泣けてきます。星４でも良かったかな。
制服のスカーフ（リボン？）のバリエーションがあるのは最初に観た時にわかりましたが、色も違うのには気が付かなかった！
