劇場公開日 2019年11月15日

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「【哀しくも優しい恋物語。小坂と鹿野の強い絆は永遠に続く。後半は涙を堪えきれず・・。】」殺さない彼と死なない彼女 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【哀しくも優しい恋物語。小坂と鹿野の強い絆は永遠に続く。後半は涙を堪えきれず・・。】

2019年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 クラスで明らかに浮いている小坂(間宮祥太朗)と鹿野(桜井日菜子)。
が、鹿野のある行為を目撃した小坂が”死にたい”が口癖の彼女に”興味”を持ち・・・。

 ”殺すぞ”が口癖の小坂だが、鹿野への”殺すぞ”のトーンは優しい。

 又、二人の不愛想だが、じゃれあいのような遣り取りの合間合間に、

 ・男に惚れやすい”可愛い”きゃぴ子(堀田真由)と幼少時からきゃぴ子を冷静だが、暖かく見守る地味子(恒松裕里:良い女優さんである)の関係性、きゃぴ子の恋する姿

 ・一途に八千代(男子です)を慕う撫子との若いながらも駆け引きに似た恋愛・・。八千代の”君は僕が君の事を好きになったら好きではなくなる”というセリフ・・。

 などが挟み込まれ、”面白い恋愛青春モノだなあ”などと、楽しく観ていたら、あの展開である。

 ちょっと、反則だろう、小林啓一監督。

 後半、涙が止まらなくて困ったじゃないか。

 鹿野が川辺に佇む撫子に優しく寄り添う姿や

 美しい桜並木を歩く鹿野の斜め後ろから”生きている蜂”を優しく手で追い払う小坂の姿にとどめを刺された作品。

<生あることに感謝し、愛する人がいる事の有難さを、今更ながら思い出させてくれた素晴らしい作品である。>

NOBU
masamiさんのコメント
2019年12月2日

NOBUさん 名前の綴り間違えてごめんなさい。
多分ですが良い映画って老若男女、古今東西、関係ないと思うんですよ。
この映画ですが日本では爆発的なヒットはしなくても、多分いやきっと何処かの国で人気になりそうな気がします。

masami
masamiさんのコメント
2019年12月1日

NNBUさん、初めまして。
そうなんです。優しく蜂を追い払う。
そこが最大の肝かなと、私は思っています。
殺さない彼氏は蜂も殺さない。

masami