「ティーンエイジ」殺さない彼と死なない彼女 massiさんの映画レビュー(感想・評価)
ティーンエイジ
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事前の期待値が異常なまでに高かったです。
青春群像劇がかなり好きで、高評価だったので胸を弾ませて観にいきました。
なんでしょう…
少し期待しすぎたというのでしょうか…
「泣ける」の部分があまり分からなかったのですが、四コママンガなので、ぶつ切りは仕方ないなと思っていたのですが、何組かの恋模様を描いていくタイプの映画だったのですね。9月に観た「アイネクライネナハトムジーク」と構成が似てる感じでした。(ストーリーはこちらの方がもやもやもやします。)
奈々には共感ができたのですが、きゃぴ子と撫子にはイマイチ共感できませんでした。特に中盤は撫子のシーンがやたらと長かったので、恋を一先ず完結させたいのは分かったのですが、ここで描写しなくてもいいかな…
自然な感じで撮られているのが私好みでした。桜井日奈子さんの低い声は何だか新鮮でした。無邪気で元気というのがイメージとした固まっていたのですが、闇を抱える演技もお上手だなと痛感させられました。
「殺す」「死ね」と言われてもそこまで気にならないのが今作の魅力だと思います。(価値観は人それぞれですが)何度も発することで普段のセリフとなんら遜色のないものと化しています。
事前の期待値が高かったので、なんとも言えない評価になってしまいましたが、十分楽しめる作品です。2時間と少しですが多分あっという間です。
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