「キャッチコピーほど壮絶には消えないw」BACK STREET GIRLS ゴクドルズ マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)
キャッチコピーほど壮絶には消えないw
原作は時々読んでて、アニメは未鑑賞ですが、たいそう評判が良かったらしいので、その勢いに乗っての映画化だし、面白そうな感じもあって鑑賞しました。
で、感想は言うと割りと普通でしたw
原作がシュールナンセンスギャグなので、もっと下品でギャグテイストがバンバンかと思いきや、結構普通。
オープニングがあの荒磯から波の東映マークで始まるなんて、往年のヤクザ映画を意識したパロディでスタートすれば、否が応でも期待値が上がるのに…
ギャグと言うよりもテンポでクスッと笑わせる感じで、ライブのシーンも普通にアイドルしてたw
アクションも割りとちゃんとしていて、ヤクザが整形してアイドルになったと言う設定以外はホントに普通のアイドル映画w
それにアクションが入った感じです。
この手の映画として普通と言うのは、どうなんだろうか?
個人的にはちょっと良い意味でも悪い意味でも裏切られた感じです。
そもそもシュールナンセンスギャグなので、ストーリーなんかにツッコミどころはあるのは致し方無しなんですが、キャッチコピーの「壮絶にチ◯コが消える」と言うのも、消えるのは消えますが、そこまででは無いw
もっと下品に弾けても良かったのではと思います。
あと、アイリ、マリ、チカの3人になる前の健太郎、和彦、リョウの3人はもう少し歳の行った30代前半の方がギャップが出て良かったのでは無いかなと。
その分、アイリ、マリ、チカの3人の女優さんは身体を張って頑張ってましたし、岩城滉一さんの組長は見た目もハマり役です。
B級テイストの作品なのに、なんか普通に頑張ってA級を目指しましたと言う感じでいろんな意味で結構惜しい。
テンポや間の取り方でクスッとさせられるだけの技量があるなら、もっと下品とギャグを勢いの分だけ入れれば面白くなって、観る側が馬鹿負けする様なのを期待してたので、惜しいです。