「本当にありがとう」宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章「新星篇」 Yuk tanさんの映画レビュー(感想・評価)
本当にありがとう
40年来のヤマトファンです。
あまりにもアンチが多いので、
初めて感想を書きます。
さらば宇宙戦艦ヤマトを小学4年生の夏に映画館で見て、震えるほど圧倒され、泣きに泣きました。
そして、どうしようもない怒りに襲われました。
なぜなら、1作目のTVシリーズを愛していたからです。
人類絶滅の危機を救うために、単艦飛び立ち、宇宙の果てへ冒険の旅に出たヤマトの乗組員たち。数多の困難を、知恵とチームワークで乗り越え、成長してゆく若者達の物語。孤独な古代の老艦長への反発が尊敬に変わるところ。素晴らしい音楽、映像。そして帰還。
一方、さらばでは、絶望的な古代に対して命があるじゃないか、と自爆攻撃を示唆するかのような沖田の亡霊。そして、ガミラス星を滅亡させた後の涙などなかったかのようにズォーダーに愛を説いて全否定し戦うだけの古代。ないわ!
トラウマになりました。
事前の情報を一切遮断し、昨日、劇場で2202 第七章を見ました。そして、今夜、再度AmazonPrimeで家で見た。
泣いた。何度も泣いた。難しくてわからなかった点もあるけど。古代は、ガミラス星を殲滅した痛みを抱えた古代だった。デスラーがそれに共感していた。
そして、雪が、孤独な古代を支えた。
結果は、自爆攻撃になってしまったけれど、それは、人類を逃がして生存させるために時間を稼ぐためだった。
進は、兄の守と同じことをしたわけです。
沖田さん、すみません、と言いつつ。
そして、帰還があった。
未来があった。
福井さん、羽原さん、西崎さん、そして
2199と2202の製作、公開に関わったすべての皆さん。
松本零士さん、いままで全てのヤマトに関わった方々。
本当に、本当にありがとうございました。
事故で死にそうなこともあったけど、生きて、俺の好きなヤマトが見られて幸せでした。40年間のもやもやが成仏しました。
イスカンダルから無事に帰還したような、晴れ晴れとした気分です。
できれば、若者達の成長譚であり、センスオブワンダーとロマン溢れる、
最初のヤマトのスピリッツで続編を作って欲しいです!一生、ヤマトからは退艦しません。旅の続きがみたい。
長文読んで頂き、ありがとうございました。
最後に一言
こまけーことにうだうだ言うのは自由だけど、自分で創作もせんと、苦労した人達を否定するのは、好かん!
足りないとこ、合わないところは脳内補完と想像力でなんとかするわ。
長年、ヤマトで鍛えられたからね。
ありがとう、以上だ。
(関係者とは無縁な、単なる1ファンより)