「素直に感動しましたし、何より面白かったです。」宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 第七章「新星篇」 JALBASさんの映画レビュー(感想・評価)
素直に感動しましたし、何より面白かったです。
率直な感想は、凄く面白かったですし感動しました。
私は旧作のリアル世代です。この世代には不評と言う話も聞きます。
確かに”さらば宇宙戦艦ヤマト”には凄く感動しました。アニメ映画で初めて心の底から泣けた作品です。ですが、同じ物に二度は感動しません。今回の作品が単に旧作のリメイクであったなら、私の中では評価はかなり低くなったと思います。ヤマトが最後に敵に突っ込んで行っておしまいで無くて、本当に良かったと思います。
テレサが何で最初から手助けしてくれないのか?何でデスラーが輪の一部に含まれていると言っていたのか?それらが最後でしっかり纏まっていて、納得が出来ました。
大戦の半年後の部分が不要だという意見もありましたが、あれだけ話の中で戦いの虚しさを訴えていて、次元断層をそのままにして終わりでは不完全です。ちゃんと処理をして、初めて話が通ります。
彗星帝国に降伏を迫られた時、地球の人々はヤマトに助けを求めました。ここは旧作と同じですが、今回はそれで終わりません。最後は、地球の人々に”古代と雪”か”次元断層”かを選ばせます。地球の人々にも責任を取らせています。この辺は良く話を練っているなと思いました。
何より、真田さんの演説は本当に感動して涙が出て来ました。
あともうひとつ評価できるのは、古代が最後まで信念を貫いていたところです。途中イスカンダルとの約束を反故しましたが、芯はぶれていません。
最後に、エンディングで”ヤマトより愛をこめて”が流れたのは最高でした。旧ヤマト世代へのサービスという意見もありますが、それで問題無いと思います。ヤマトが活躍するシーンには”元祖ヤマトのテーマ”が一番映えるのと同じで、”愛の戦士たち”のエンディングはやっぱりこの曲でなくては。
ヤマトが残ってるとか、古代と雪がまだ生きているとかは関係ありません。この歌のタイトルは”さらば宇宙戦艦ヤマト”では無いのですから。
以上、長文で失礼しました。