「哀れな男の話かと思いきや」22年目の記憶 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
哀れな男の話かと思いきや
とても良く出来たお話だった。
金日成には似てないけど、
主人公の生き方が
ソル・ギョングがとてもハマってるように思えた。
売れないけど、とても良いお父さんが
金日成のキャラクターを掴んで行き、
演技に没頭するあまり家族と歪みが出来て、
息子に辛く当たって反省もしない様に
とても悲しくなった。
重いし哀れな男の話だけど、
コメディに仕上げられてて、
とても見やすかったし面白かった。
計画が頓挫して、どういう人生を送るんだろ?
と思ってたら、息子も散々、親父は施設へ。
息子が何故チャランポランになったかも、
納得行ったし、
ラストも演劇に取り憑かれた男の執念が見れて、
とても良い演出だったと思う。
僕が息子だったら、もっと号泣してたと思うけど。
素晴らしい映画だった。
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