「声優が作品の品質を下げている」きみと、波にのれたら ねぎぬきさんの映画レビュー(感想・評価)
声優が作品の品質を下げている
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脚本:
①出会い。
②ラブラブの日々。
③男の方が死ぬ。
④限定条件で甦る⇒日常に。
⑤甦りが起きなくなる条件を示唆。
⑥女の方が大ピンチ。
⑦最後の甦り。真の別れと未来への希望。
という"ド定番"の流れだからこそ、⑤と⑥の間に挿入される「2人は過去に出合っていた」,「何でも簡単にこなしているように見える人は陰で努力している」の描写が生きてくるし、それがメインテーマだと思った。
演出:
サーフィンのシーンで主人公を中心に視点がグルグル回るとか、良からぬ相談の声がエレベーターシャフトを通して聞こえるとか、「カメラワーク」を駆使した演出が面白いと思った。
音楽:
重要なキーになっている歌の、歌詞も曲もまっっったく刺さらないが、これは好みの問題なので仕方がない。
配役:
もういいかげん、「〇〇さんが声優に初挑戦!」とかは止めてほしい。それで喜ぶのは「〇〇さん」のファンの一部だけ。作品の品質を下げてまでやる価値はない。今回は、主役2人の女性の方は兎も角、男性の方は棒読みというか常に同じテンションというか、違和感が大き過ぎた。極稀にはある「埋もれた才能」を発掘したという余程の自信がない限り、こういう配役はしないでほしい。
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