サイバー・ミッションのレビュー・感想・評価
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映画としては、気楽に観られた。
ドジな主人公が、悪いハッカーに協力させられ悪事に手を染めると言う映画。ただ、映画に深みがなく、潜入捜査官のボスの存在が最初からハッカーのゼブラにバレてたり(最後に出てきます)、主人公と潜入捜査官のボスとのやり取りがあまりなく、主人公が危険な状態から脱出するような場面もそんなに、なかったと思います。カー・アクションはありましたが、女性のハッカーが運転してて、正直、迫力はなかったです。銃の撃ちあいも迫力はありませんでしたね。
ただ、その分、ストーリーは簡単なのですぐに頭に入ってきて、気楽に観ることができました。その点を加味して、3点には届かず、2.5点ですね。
この映画の一番の問題は、私は地上波で見たのですが、山Pの声が小さくてぼそぼそしゃべるので、山Pが話すときは、音量を36まで上げる必要がありました。ちなみに、普段は26でテレビを観ています。本当に「何言ってんの?!」と何回も思いました。これはテレビ局の問題なのかも知れませんが、他の出演者は音量が26でも問題なく聴こえたので、映画の製作者の問題かも知れません。本当にストレスでした。せっかく、出演した山Pにとってもデメリットしかないですね。結構、重要な役柄だったので余計に残念です。
惜しい
あらすじではハッカー同士の対決との事で、どんな頭脳戦が繰り広げられるのか楽しみに見に行きました。
見た作品はあまり悪く言いたくはないんですが、見た直後の感想としてはあまりにも内容が薄いなあ…という感想です。
もっと凄まじい頭脳対決かと思いきや、結局最後はカーチェイスとアクションシーン。警官がアクション出来るのはわかるけど、主人公の子は引きこもりのオタクだったのでは…?しかもヒロインは最後にバッドエンド。
う~~~ん。山下智久との対決はハッカー同士の対決にした方が面白かったのでは……。
途中までは良かったのと、コミカルな所は面白いと思ったので星3つです。
もうちょっと…
タイトルから「頭脳心理モノ」と思ってワクワクしてたら、イキナリのアクション(笑)
「えっ!?!?アクションなの?」という驚きの展開から、徐々にタイトル通り【サイバーハック】の世界へ。
中国映画だけに随所に盛り込まれたアクションはそれなりにワクワクしましたが、全体的に意外すぎる展開はあまり無かったです。
終盤になるにつれ、「なるほど。そういう展開にしたかったからこういう裏設定にしたかったんだ。」と納得。
できれば、ラストの山下智久さんとの攻防はもう少し「ハッカー同士の心理戦」であれば心ワクワクしたかなぁと感じました。
ジョン・トラボルタ主演の「ソードフィッシュ」(2001年公開)のようなサイバーモノを期待してただけに物足りなさは否めなせん。
アクションとテンポがよく、スター揃いの華やかさが魅力
ジャニーズの山P(山下智久)の初海外進出となる中国・香港合作映画。ジャニーズにしては地味なプロモーションなのは、何故だろう。
ひとつには中国本土公開の2018年8月3日は、「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」の公開直後だったため、日本でのニュースは控えられたのかも知れない。
それに加えて、製作にジャニーズ事務所が絡んでいないことで宣伝に力が入らない。それによってジャニーズが得意とするメディアとのコラボプロモーションが仕掛けられない・・・など、オトナのビジネスの構造が見え隠れして興味深い。まぁ、他社(配給はプレシディオとVap)のビジネスを応援するスジ合いはない、という割り切り。
ジャニーズ所属タレントでも、事務所の手厚いサポートが外されると、普通の俳優と同じことになるという現実。
とはいえ、さすが山P。自らの人気・実力で、日本公開が実現した。もちろん共演者のハンギョン人気も加勢となった。
主演は、そのハンギョン(韓庚)。韓国の人気グループ、SUPER JUNIORに所属していた唯一の中国人メンバーだったが、2009年に脱退、俳優活動をしている。ハンギョンが演じるのは、天才的なプログラマー技術を持つオタク青年。イケてない役柄なのだが、どうやってもカッコ良さがモレてくる。
さらに台湾人俳優の鳳小岳(リディアン・ヴォーン)、中国人女優の李媛(ユアン・リー)が共演。本作は、30代前半のアジア各国で活躍する人気俳優を揃えた企画になっている。
作品は、ハッキングによって裏世界で暗躍するブラックハッカーが狙うターゲットを守るため、潜入捜査官のホワイトハッカーが戦う。
山下智久は、裏世界の大物"モリ・タケシ"(中国役名:閻岳)を演じている。セリフは英語と中国語のみ。映画にあわせて減量をしているので、シュッとして見えるのだが、それだけでなく全身剃毛していたという。ツルツルお肌もその空気感を出しているのかも。
山Pの"モリ・タケシ"の手下であるブラックハッカーの"コードネーム・ゼブラ"(リディアン・ヴォーン)が、一般人であるハオミン(ハンギョン)を大がかりな犯罪に誘う。そのハオミンは実は潜入捜査官としての使命を受けている。
ハッキング対決はそれほど難しくはない。というか専門性はまったくない。公共交通機関や自動車を遠隔操作するというのも新しさはない。伏線とどんでん返しも分かりやすくオーソドックスだと思う。
むしろ、説明をしないで済む程度に抑えながら、スピード展開で見せる映画。アクションとテンポの良さに関しては、とてもレベルの高い作品だ。ひとりひとりの俳優が代役なしで挑んでいるところに好感が持てる。
クライマックスの山Pとハンギョン、リディアン・ヴォーンの逃走劇が最大の見どころ。最終対決のところはもう少しタメを作ってほしい気もしたが、テンポを優先したのだろう。
ちなみに原題の"解碼遊戯"は、"Decord Game"の意味だが、日本語的にはあまり浸透していない"デコード"(暗号を解く)は馴染めないから、サイバーテロを想起させるタイトルになっている。
(2018/1/25/ユナイテッドシネマ豊洲/シネスコ/字幕:岡田理枝)
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