劇場公開日 2019年1月25日

「迫力は欠けてもスリリング。頭脳とアクションの壮絶な戦い!!」サイバー・ミッション 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0迫力は欠けてもスリリング。頭脳とアクションの壮絶な戦い!!

2019年2月18日
PCから投稿

興奮

知的

難しい

【賛否両論チェック】
賛:天才ハッカー達による壮絶な戦いが、頭脳戦と肉弾戦の両方で描かれていく様が、とてもスリリング。作品を彩る音楽も魅力的。
否:何でもかんでもハッキングで上手いこと行ってしまう感じは、見方によってはやや興ざめか。展開もかなり無理がある。

 どこか憎めない天才ホワイトハッカーの青年が、ひょんなことから潜入捜査をすることになり、最強のハッカーと共に非常に困難な犯罪計画を遂行していくという、何ともスリリングな展開が魅力の本作。途中で明らかになる真実も含めて、そのストーリーに思わず見入ってしまいます。
 ただ、何でもかんでもハッキングで操作して解決出来てしまったりするのは、最大のツッコみどころであって、興ざめしてしまいそうな部分でもあります。また、緊迫したハッキングシーンなんかも、画としてはパソコンを操作しているだけなので、どうしても迫力に欠けてしまうのも、たまに傷です。
 そんな中、本作を彩るBGMは、どこかゲーム音楽のような雰囲気があって、その辺りの遊び心も魅力の1つです。勿論山Pファンは必見ですね(笑)。

映画コーディネーター・門倉カド