「難病に勝つポジティブ思考」10万分の1 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
難病に勝つポジティブ思考
A LSという難病が、10万分の1の確率で何故彼女を襲ったのか。それは、彼女がそれをこの世で体験して、本当の幸せとは何かを掴むためなのでしょう。恋人の白濱は難病の彼女を愛することによって、やはり本当の愛を知るのです。そして彼女の前向きな生き方によって、多くの人が勇気をもらうのですね。こう言ってしまうと面白くもなんともないのですが、最後まで爽やかな涙がこぼれました。号泣はしますが、静かな号泣といった感じでした。同級生たちの愛情応援にも泣けます。白濱はポジティブ思考です。クヨクヨしません。「先のことはわからない。未来は明るい」というような言葉を呟きます。またALSの先輩患者は言います。「体が動かなくなっても、自分という魂は何も変わらない」と。つまり、魂だけは永遠だと言うことでしょうか。ヒロインの平、彼氏である白濱、初々しさがとても心を打ちました。そして、極め付けは奥田瑛二。渋い爺ちゃん役にほっとしました。良い映画でした。
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