「好みの作品ではある」岬の兄妹 蛇足軒瞬平太さんの映画レビュー(感想・評価)
好みの作品ではある
トンガっていた頃の、
山田洋次監督の馬鹿三部作、
キム・ギドクやイ・チャンドン、ポン・ジュノ、その他、
似た設定の作品は数多くある。
好みとしては、
ど真ん中の作品だ。
設定の向こう側に見えそうなものが、
見えなかった。
作品の奥の方に見えても良さそうなものが、
自分には見えなかった。
難しい表現、描写が必要なテーマに不器用なまま、
ぶつかっていく姿に、
『神戸国際ギャング』で姉に客を取らせる弟に向かって菅原文太が放つセリフを思い出した。
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