「完成度高い作品」岬の兄妹 そうたんさんの映画レビュー(感想・評価)
完成度高い作品
面白かった。
人間存在の両義性というか、神聖と汚穢について、見る者の見方が試される作品。
障害、売春、堕胎、排便をどストレートで撮った作品。
「それでも人間か?」という問いは偽善的であり、「これが人間だ!」という叫び声が聞こえる。聖なるものだけが、この世界の成り立ちじゃない。
光と音へのこだわりが印象的。
部屋の明るさ(特に太陽光と照明)の表現の仕方や波、水道水、着信音、等々の溢れる音が効果的。
和田光沙さんの作品をこうして見れて良かったなぁ〜。
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