「映画でしか表現出来ないおぞましさ」岬の兄妹 だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)
映画でしか表現出来ないおぞましさ
これは映画じゃないと表現出来ないですね。
テレビで放送出来ないけど、放送すれば苦情が殺到しそう。
自閉症と知的障害の妹も、その妹の性の部分を利用しないと生きていけたい兄もどちらも、直視できないほど辛い。
可哀想だとか、頑張って、なんて言えないくらい。
兄も客たちも、男として最低。女性が見るともっとおぞましい物に見えると思います。ただ、男の自分には大なり小なり同じ最低な部分もあり、まったく理解できない訳では無いところが辛いところ。
見たくもないし考えたくもないけど、映画ならそれが表現できるのだと思う。救いのない絶望だけど、見方によってはほんの少しだけ希望もある。
後味は悪い。なんとも言葉にしにくい。
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