「リアリティがあるようで…?」岬の兄妹 hauさんの映画レビュー(感想・評価)
リアリティがあるようで…?
私は高機能自閉症なのですが、予告編で「障害」「自閉症」というようなワードをそんなに強調して宣伝する必要があるのか、とちょっと不思議に思いました。
実際に作品を見て、映画としてはうまいと思いました。
一方、「タブー」「センセーショナル」「衝撃的」とか評されそうなシーンを、ただただ見せられたという感覚も受けました。
何を描きたいのかあまり伝わってきませんでした。
演出や役者さんの演技は良かったです。
生活の細かな描写、閉塞感や怒りの表現にはリアリティを感じました。
しかし、人物や状況の設定には全くリアリティを感じなかったので、何も心に残りませんでした。
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