「しげる」岬の兄妹 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
しげる
海辺の町で2人で暮らす脚の悪い兄と自閉症の妹の話。
妹は無職、兄は造船所で働いていたが不景気に伴ってクビになり、妹に売春をさせて暮らす様になるストーリー。
重く悲しくやり切れない話ではあるのだけれど、同情を買う様な発言だったり嘘だったり言い訳だったり見栄だったりと兄の甘えや不誠実さが目につき素直に受け入れられない。
序盤のやり取りで警察官の発した「何もわからないよ」が正にその通りだし、これをどう受け止めるかということに尽きると思う。
情があったり本当に必要なら最初から切られないだろうし、枠が空いたからと復職出来ても何も変わらなければ次も候補の筆頭だとは気付けないんだろうなあ…と考えてしまうぐらいにハマった。
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