劇場公開日 2019年8月2日

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風をつかまえた少年のレビュー・感想・評価

全66件中、61~66件目を表示

3.5上映館少なすぎ

2019年8月4日
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鑑賞方法:映画館

本作。「感動した」とか「良かった」とかでは語れない作品。
でも自分的には観賞して正解だったと判断です。

2001年にアフリカであった実話だそう。つい最近の話だった事に驚き。
電気も無いし水は雨か井戸水のみ。
洪水と干ばつの負のスパイラルにより穀物が出来ず略奪や紛争が起こる村のストーリー。

2001年と言えば、米国の同時多発テロがあった年。ラジオから流れるニュースもこの村人たちは生きる為には関係ない話。
主役の14才ウィリアムが授業料も払えず退学。
落ち込むばかりのストーリーに多少のストレス発生。

ラストの10分で救われた印象でしたが、
この様な現実が今もどこかであると思うと自分が恵まれた環境に感謝しかありません。

上映館が少な目だけどもっと広まって欲しい作品。

本がどれだけ大事なのか。
本がどれだけ人を救うのか。
本は読まないとダメですよね( ´∀`)

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イゲ

3.0父親を責めても良いのは母親だけ

2019年8月3日
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単純

難しい

幸せ

2001年マラウイ共和国で廃材から風力発電機を作り水を汲み上げ、二期作を成功させて困窮する村を救った少年の話。

元々貧しい村を襲った洪水と旱魃で、食うにも困る村人達。
その中でも保守的で先見の明がない父親の下、学費が払えず早々に退学させられた少年が風力発電に目をつけ独学で学んで動いて行くストーリー。

どこまでが真実かは知らないけれど、無能で無策だったり他人の様な政府に役人だったり、結局は他力本願な村人達にだから貧しいんだろうなと思いつつも、それしか術を知らないんだろうなという同情も抱く。

中等学校の理科の教師がダイナモの構造を解らないとか驚かされるし、先進国なら小学生でも考えつく子がいても不思議じゃない様なことだけど、そうはいかない知識や学力の環境の中で実践した主人公が素晴らしかった。

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Bacchus

5.0素晴らしい

2019年8月3日
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存在のない子供たち同様、こういう映画が沢山の人に届けばいいのにな、と思います。
恵まれた日本で暮らすわたしたちがこういう映画をきっかけに少しでも世界を知ることで、日常生活への意識がちょっとでも変われば…(食品ロスとか水の使い方とか)微力でも大切なことだと思います。
本当に観ている間はしんどいことばかりで(カンバ…涙)家で観てたら止めてしまうかもと思ってしまったりしますが(映画館に感謝)絶対に観るべき作品。
ゼインといいウィリアムといい、強いんですよね、本当に。
絶望的な状況でも何とかして生き抜こうとする精神力、生命力。
健気で優しくて逞しくて本当の意味で強い。
だから観てても暗い気持ちになるわけではなく、心の底から観て良かった!!と思えるんだなと。
最後に新たな小さな相棒がちょこんと側にいたのが、さりげなく凄く嬉しかった。

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I am R.

4.0素晴らしい実話

2019年8月3日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

萌える

マラウイの少年は素晴らしいです。
学費が払えなくて退学になったけど、図書館の先生の対応は感動しました。
独学とゴミ置き場から集めた材料と自転車で風車を作っちゃうなんてスゴい!
いい作品でした。

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かん

3.5マラウイという国を初めて知りました。

2019年8月3日
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鑑賞方法:映画館

ウィキペディアで調べたら、マラウイはアフリカ南東部の国で、旧宗主国はイギリス。1964年に独立してますが、イギリス連邦加盟国で公用語は英語。なるほど。

植民地というと搾取や隷属といったネガティブなイメージが先行してしまうのですが、言語の普及という面では利点がありますね。インフラ整備のためにはその担い手となる人材の育成が必要で、教育はもちろん、自力で図書室の本を読み解くにも共通言語は必要です。アフリカの部族語では風力発電に限らず、理系文系問わず、翻訳されているものは少ないと思われます。

野田市の児童虐待、クローズアップ現代で取り上げられるような貧困を背景とした諸問題、逆恨みの放火で何十人もの命が奪われる。

最近は、現実の方が映画や小説で描かれるよりも遥かに悲惨なことが多いせいか、このような映画を観た時も、少年の成長と少年が獲得した様々な果実に感動する前に、どのような背景からこの物語が生まれたのだろう、という想像が先行してしまいます。情緒面で受け取る感動より先に、環境や偶然や人間を動かす動機やパッションはなんだったのか。そんなことを考える癖がついてしまったようです。

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グレシャムの法則

5.0貧困からの脱出のキーは教育

2019年8月2日
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鑑賞方法:映画館

天候不順、飢饉、貧困、政情不安定、教育システム不全・・・本作は20年近い過去の出来事をベースにしていると思われるが、たった今もまだ起きているのではないか。セミドキュメンタリーとして鑑賞すると胸に迫るものがある。
日本の貧困、格差問題の解決もやはり子供たちへの教育機会の確保かなぁ。

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こばりん