劇場公開日 2019年8月2日

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風をつかまえた少年のレビュー・感想・評価

全65件中、21~40件目を表示

3.0向学心と努力

2020年10月2日
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odeonza

3.5勉強頑張ろうという気になった

2020年2月23日
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泣ける

途中、というか終盤まで観てて辛かった。
でも報われて良かった。

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モテラド

3.0清く正しい物語

2020年2月5日
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惑星

5.0間違いなく★5の映画!

2020年1月7日
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泣ける

悲しい

幸せ

いい話系の映画は退屈で寝てしまいそうになるシーンも多いのですが、この映画は退屈するシーンが全くなく最後まで楽しめます。

日本にいるとあまり馴染みのない国の話ですが、知るべき世界がたくさんあるなと思える映画でした。
勉強することの大切さも学ぶことができます。

少し時が経ったらまた見直したいです。

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すずきあすか

5.0なんか尊敬

2019年12月29日
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 まじ、リスペクト。自分が不甲斐なく感じる…反省。

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MrP

4.0親と子の心が通じる

2019年11月10日
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瞬間がちょうど電気が通ったみたいにびびっと感じました。
大人の事情、学校の事情、国の事情。。。色々言い訳しながら妥協して生きているところはあるが、実現できると確信した夢をどんなにハードルが高くても、成し遂げる主人公の想いや父親として息子を理解する気持ちは見習いたい。

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Miya-n

4.0痛快ではないが真実の重さは万金に値する

2019年10月31日
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上映最終日直前に鑑賞。先のレビューで陰鬱な展開が大部分だろうな…と覚悟していったのは正解でした。この映画を同苦(苦痛を共感)したいと思わない人は、空腹や喉が渇いた状況で鑑賞されぬよう…たぶん鑑賞終了までに後悔します。

ここで一番勉強になったのは教育の大切さもさることながら、政治の公正さ・為政者のモラルがいかにかけがえないかということ…主人公の友人の父でもある族長は、たまたま大統領選の演説会で飢餓問題をなおざりにしている大統領の批判を口にしたために取り巻きから暴行されてしまう辺りは、アフリカをはじめ政治の近代化されていない国の貧困の元凶を目の当たりにした気がします。

最後の主人公の親父さんが目の前の苦境に没頭する悪循環から脱してくれたのは奥さんの手柄ですね。あそこで救われた印象は強いです。

現実の主人公はその後TEDなどで喝采を浴びてますが、他の貧困国にも同種の問題から脱出できる活躍を期待したいです。

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またはちべ

4.5もっとタイトルに現実感を

2019年10月15日
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カープ男子CML

3.0感動出来なくて御免なさい。

2019年10月12日
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今のアフリカに夢なんてあるのかよ、ってのは言いっこなしで。干ばつ、伝染病、内戦、大量殺戮。そんな話ばかりを見せられて来てるせいか、拍子抜け感はありますが、場所はマラウイだしね。

細かい所が気になりだすと、トコトン気になってしまって。色々な面で、トコトン。少年の偉業には心から拍手を送りたい。けれど、映画としては全く感動出来ませんでした。何年かしたら、環境少女も映画になんのかなぁ、と考え出すと萎える…

ただ一つ思った事は、日本に生まれて良かったと。また、世界的な干ばつリスクはゼロじゃ無いと主張する人達もいます。マラウイの飢餓も「明日は我が身」、かもね。

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bloodtrail

5.0日本の台風を分けてあげたい。

2019年10月10日
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泣ける

知的

幸せ

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kossy

4.0少年と犬

2019年9月28日
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ジャーニー

4.0風車の話が、思っていたより短い

2019年9月22日
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実話のようです。原作は読んでいませんが、自叙伝なのでしょうか。とても、面白かったのですが、廃棄物で風車を作るのは、ラスト20分くらいでした。予告編を見ても、タイトルからも、風車を作る話がメインだと思ってたので、ちょっと、思っていた感じと違いました。…とは言っても、ラスト20分の風車を作るシーンのために、ヒントを見つけていたりするので、重要なシーンなのかもしれません。
これ、911の年の話なんですよね。まるで、戦後の日本みたいな話でした。少年は、勉強したくて学校に行ったのに、学費が払えなくて、退学になりました。でも、勉強をしたくて、図書室に通うんですよね。日本って、無償で義務教育を受けられたり、本当に、恵まれてるなぁって思いました。
それから、少年の父。人が良すぎるだけの、ダメ父でした。ダメ過ぎて、ちょっと、イラっとしました。特に、風車を作ることに反対したシーン。この父親、お腹空いてイライラしてるのか?って思いました。最終的には、息子のこと信じてくれたので良かったですが、母親が怒る気持ちが分かりました。
前半の飢餓のシーンとかが長過ぎて、可哀想って思いが強かった。もっと違う脚本だったら、もっと感動できたなかなと思いました。

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らぶにゃん

4.0さまざまな気持ちと記憶が呼び覚まされた。

2019年9月16日
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知的

飢饉や貧困に対する自分のイメージがいかに浅いか愕然とした。そんなどん底にあって、人としての品性や希望を失わない主人公や家族は素晴らしいと思った。

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スミちゃん

4.0子供達に観て欲しい映画。

2019年9月5日
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政府は知らんぷり、寄付金も届かない国。勉強をしたくても学校に行けない子供達。世界中に将来を担う隠れた逸材が何人いるんだろう。パパは自分を過小評価しているように見えましたが、家族思いで周囲に気を配れる男。彼がいなければ今のウィリアムはいなかった。
難しいストーリーではありません。是非、子供達に観て欲しい映画です。

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Yuko

3.5母親が素晴らしい

2019年8月26日
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単純

幸せ

あなたが飢えたら私の腕を食べさせる。あなたは私の子どもだから。母親が娘に対して言った言葉。知性と批判精神と家族への愛と美しさを兼ね備えた母親の存在感が大きかった。

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talisman

3.5日頃の行ないが大事

2019年8月26日
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 恥ずかしながら勉強不足でマラウイという国の存在を知らなかった。映画を見る限りではかなり貧しい国で、毎日同じものばかりを食べている印象である。食べていくだけで精一杯の生活で、両親もこの生活がいい生活だとは思っていない。子供たちには自分たちよりもいい暮らしをしてもらいたい。できれば学校にやって知識を身につけて、世の中の役に立つ人になってほしい。そして収入をたくさん得て、毎日の暮らしに汲々としない幸せな人生を送ってほしい。戦後の日本人の両親の願いも同じようであった。
 農業は自然を相手の仕事だから、先が読めない。長雨や台風、津波などの自然災害も恐ろしいし、植物には害虫や病気もある。熱帯気候のマラウイでは乾季には作物を育てられない。必ずしも水さえあれば栽培がうまくいく訳ではないが、本作品は乾季に食糧危機に陥る状況を打開するために奮闘する少年を描く。
 主人公ウィリアム・カムクワンバは、小学校は行けたが、授業料を払う義務のある中学校へは、頭金を支払った分だけしか通えない。機械の構造などに詳しく、近所の人からラジオの修理を頼まれるほどである。勉強が好きだが、夜は明かりがないから勉強できない。日本で歌われる「蛍の光」は、夏の夜は蛍の光を頼りに、冬の夜は雪あかりを頼りにして勉強したという出だしだが、電気の供給がなくホタルも雪もないマラウイでは、灯油ランプである。しかし灯油を買う金がなければ夜は闇で勉強などできない。
 それでもウィリアムは勉強し、やがて乾季の対策を考え出す。普段から真面目で親の仕事を手伝うウィリアムの必死の頼みは、母親をして父親を説得させる。また、姉はウィリアムのために一大決心をする。日頃の行ないは大事である。わかっていても感動する風車のシーンは本作品のハイライトである。ウィリアムは家族だけでなく、地域の人々から信用されていたのだ。

 これより先は当方の私的な意見である。意見というよりも偏見かもしれないが、子供を作ることを是とする人にとっては不愉快な見方なので、予めご注意申し上げる。

 ひとりの少年の成功物語はそれなりに評価できるし楽しんで鑑賞できたのだが、観ていてひとつ疑問が残った。これほど貧しいのに、どうして子供を作るのかという疑問である。人間には子供を生む自由と生まない自由がある。貧しくて子供を育てられないなら子供を作らない選択肢もあったはずだ。人間以外の生物は、自己複製のシステムとしての生物だから新たな生命を誕生させようとする。しかし人間だけには子供を生まない選択をする能力と自由がある。
 先進国では日本を筆頭に、少子化がはじまっている。生まない自由を行使する人が増えたということだ。子供がいなければいじめられる心配もないし、よその子供をいじめる心配もない。育児ノイローゼもないし教育費もかからない。大人になって殺人を犯したりする心配もない。自分が歳を取って要介護になったときに、子供に負担をかけることもない。子供がいれば沢山の喜びがあるが、ハイリスクハイリターンなのである。
 悪魔パーピマンはゴータマに「子のある者は子について喜び、また牛のある者は牛について喜ぶ。人間の執著するもとのものは喜びである。執著するもとのもののない人は実に喜ぶことがない」と言ったが、ゴータマは「子のある者は子について憂い、また牛のある者は牛について憂う。実に人間の憂いは執著するもとのものである。執著するもとのもののない人は、憂うることがない」と答えた。
 子供を生むのもよし、生まないのもよし。個人の自由である。ただ子供が与えてくれる喜びだけを考えるのではなく、子供がいることで生じるリスクについても考える必要があるのではないかと思う。女性は子供を2人以上産めなどと人権無視の発言をする阿呆な政治家や教員もいるが、人類の存続や共同体の存続の責務を個人が背負う謂れはない。
 人口爆発を続ける途上国では乳幼児が多くの割合で死亡する。餓死する人たちもあれば政府に虐殺される人たちもいる。ボロ布のように失われていくそれらの命のひとつひとつが、アメリカ合州国大統領の命と同じ重さであることをよく考えなければならないと思う。

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耶馬英彦

3.5マラウイってどこだ

2019年8月25日
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まず映画冒頭で舞台がアフリカのマラウイという国だとわかるが、そもそもそれがどこにあるのかわからなくて、自分の無知が悲しくなった。(その後で知ってる近隣の国名が出てきてとりあえずぼんやり把握した。)しかし今検索してみると、とっても大きな湖がある。それでも見ていて、ここで農作物は育つのか?と疑問に思ってしまうようーなシーンから始まる。

お父さんが農業を営んでいる14歳のウィリアム少年は賢い。実践から機械はどんな機能を持つか教えてもらわなくてもわかってる。知らないことがあることも知ってる。どうすれば農作物を育てることができるのかを考え、知りたいと思い、その回答が学校にはあることを知ってる。

とりあえずお父さんもお母さんも教育を大事だと思ってるし、ウィリアムを学校へ行かせてやりたいと思ってる。でも学校はお金がかかる。食うか食わずの状態になってしまえば、学費は後回しにされてしまう。

農作物を作るのに学校に行きたいのに、学校にいくお金どころか食べるのもままならない。この映画はこういった悪循環から脱出した実話が元になっている。世の中にはウィリアムのように未来を切り開いてくれる人がいるもんなんだなぁと、知ることができて幸せになれる。

余談だが、Chiwetel Ejioforの名前が難しく、何度聞いても覚えられない…

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mikyo

3.5目に見えない風と希望をつかまえる

2019年8月25日
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りゃんひさ

4.0必要は発明の母

2019年8月23日
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William Kamkwamba本人の執筆による原作を基にした作品。

彼の出身国Malawiの貧しい村Wimbeで安定した農業を営むために、ほぼ独学で風車を作ったという実話。

これを可能にしたのは、ごく短期間でも学校に通えたこと、図書室でこっそり本を借りれたこと…。

学校に行けるのは授業料を払える家の子のみ。延滞したら即刻退学という厳格ぶり。だから生徒も教師も見る見る居なくなってしまうという状況に、無償教育の貴重さを実感しました。教員の給料確保も大事なのは分かりますが、校長先生の言い方がきつ過ぎて言葉を失います。
学校に来ても学習意欲のない生徒を多く抱えている教師が観たら歯がゆいでしょう。

照明もラジオも、何なら風力原動機も、
必要なら作ってしまえと。
Williamの賢い所は、足りない物を得るにはどうしたら良いか、問題点を直視し現実的に解決策を探る能力でした。

Williamの知的好奇心を阻む教師、経済状況、生活環境を何とか乗り越えて風車製作に辿り着きますが、作品全体としてみると国民/村人の悲惨な暮らしぶりに重点が置かれており、風車自体は作り出したらいとも簡単に成功するので、重心を少しずらした方がもっと感動したように思います。

Williamが再利用した部品のひとつに消えかかった日本語表記があり、巡り巡ってこんなにも遠い国で役立っているのかと感慨深いものがありました。

油がもったいないから夜は勉強できないとか、寂れた古本屋のような図書室が知識の宝庫だとか、モノが溢れるほど豊富な日本では一昔前のような話です。駅前の放置自転車も、回収される古本も、不法投棄される電化製品も、こんな物でも良ければと全て差し上げたくなります。当時のWilliamが日本を知ったら、宝の山があちらこちらにあるような国です。

だからと言って、アフリカの国の話ねぇ…と、あまり他人事でもありません。世界149ヶ国の中でMalawiと日本の共通点は、男女平等度が低いこと…。世界経済フォーラム (WEF) が発表した”Global Gender Gap Report 2018”によれば、日本110位、Malawi112位です。

***

黒人の肌は紫外線に強い為、皺が出来にくい上に目立たないので、見た目年齢不詳になりがち。白髪の有無や体格で検討を付ける感じです(^^)。
Williamの母Agnes役が、「市場一の美人」だけあって綺麗な方でした。

大統領夫人の頭巾がミッキーマウスの耳みたいでした。

“Democracy is just like imported cassava. It rots quickly.”

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everglaze

4.0観てよかったなぁ

2019年8月21日
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映画館から出てスマホの電源をオンにしたとき、さっきまでスクリーン上であんなに切実だったことと全くかけ離れた話題が溢れていてちょっとクラクラした。
これがたかが20年ほど前の話だなんて…。

涙も枯れる苦難の数々、瀕死の状況にある集団心理の危うさ…かなり迫力ある描かれ方でしたが、過剰さはなく青少年にも飲み込める絶妙な匙加減が良かったと思います。
正直いくらでも悲劇色を濃くすることはできるので…。(幼い妹さんが成長して良かったし、悲しいけど相棒の犬が自然に倒れたのも優しさかも)

ライオン・キング(2019)のヴィラン、スカーの声を当てたキウェテル・イジョフォーさんが監督・脚本・出演。ここでも情けなさ愚かさもあり、そして憎めない大人の男を演じています。

超実写版ライオン・キングからはアフリカの自然の偉大さや命の尊さを感じられなかったのですが、裏表でこちらの作品に触れることができて縁があったなぁと満足しています。

全くの余談ですが、主人公ウィリアムを演じた少年のお名前がシンバなんてミラクルw
監督は蠅の羽音にこだわりがあったのでしょうか…妙に印象に残っています。

ラストの明るい光で吹き飛ばしきれないほど作品を覆う闇は濃かったですが、ライオン・キング、天気の子と本作を並べて観ることができた2019年の夏は幸運だったなと感じています。

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