「アフリカン ドリーム」風をつかまえた少年 aMacleanさんの映画レビュー(感想・評価)
アフリカン ドリーム
ちょっと違うかもしれないけれど、厳しいアフリカの自然に知恵と工夫で立ち向かう、サクセスストーリー。
村や家族という小さな単位での話なので、スケール感は小さいが、その分身近に感じられた。
21世紀になっても干ばつや洪水に苦しめられている、アフリカのある農家。農家といっても、土地を人間が鍬で耕す原始的な農法だ。父親は、貧しいながらも息子を学校に行かせるが、天候のせいで収穫が減り、学費が払えなくなってしまう。実際にあった話とのことなので、こうした事実がつい20年前に存在していることを、改めて認識させられる。
映画ではそれほど悲惨なシーンは無いが、飢饉が起こり、餓死者が出てしまうほどの惨状は、酷い状態だったのだろうと想像できる。人心は荒み出し、一家も窮地に追い込まれる。
現在の状況は、改善されているでしょうか。少し気になりますね。
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