「3.2権力」バイス asaさんの映画レビュー(感想・評価)
3.2権力
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権力の反乱を見たような映画でした
全体としてきっちりかっちり完成度の高い映画でした
コラージュのように様々な場面、ユニークさを散りばめていていて飽きずに見れました
最初はあまり共感できる場面がなかったので、平凡な印象でしたが
徐々にイラク戦争とPR作戦、権力の反乱の場面が見れて
「権力はしょうもない」という感情が湧いたのでそこで0.2点くらい心的パラメーターが動いたような気がします。
ディックの家族風景を見るたびに思ったのは、その数十億の資産と権力を「なんのために手に入れているのか」という点が疑問に移りました。
魚釣りにはそこまでの資産はいらないはず
アレ?そこまで信念もなかったはず
かれはただ「勝ちたかった、なめられたくなかった」だけなのだろうと思いました。
資産も、経営もできちゃう、しかも一元的なパワーを持ってる点というで「勝たないと」意味がないという発想だったのだろうと思いました。
しかし、少し勝負する機会が少なかったのではなったのかとも思いました。
「なんのために勝たないといけないのか」その点を考察する時間がアレば
もっと欲しい物が簡単に手に入ったのではないでしょうか。
そうしたことを妄想できたという点では良い映画だと思いました。
あとアメリカの法律本当に乱れとうやんけと検索する機会もあったので良かったかなと。
ただ総合的には3.2点という感じでしょうか
もう少し共感性と、パンチのほしいところはありました。
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