「強欲と混沌の国」バイス 柴左近さんの映画レビュー(感想・評価)
強欲と混沌の国
面白い。監督の優れた手腕のお陰でアメリカの政治の歴史を分かりやすく笑えるエンタメとして成立している。まぁ実際には全く笑えないわけだけど。
子ブッシュ政権を牛耳る副大統領の話なのだが、この時に限らずアメリカは
法の拡大解釈
メディアを使った誘導
とってつけたような大義
つまり何でもできる権力を使って世界をかき回してきたんだなと
日本を戦争に引っ張り出したときもイラク戦争のときと何ら変わっていない。
最後のペンタゴンの市民のインタビューシーンが今の世界を表している
この映画の語り手の意外な正体
上手すぎるクリスチャン・ベール
子ブッシュにしか見えないサム・ロックウェル
権力ババアすぎるエイミー・アダムス
俳優陣にも拍手!
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