「そっくりさんショー パロディに見えて実話」バイス Ordinary Guyさんの映画レビュー(感想・評価)
そっくりさんショー パロディに見えて実話
主役のチェイニー、ブッシュ、ラムズフェルド、だけじゃなく、ちょっと出てくるパウエルにライスまで完璧に寄せた、記憶に新しい政治家達のそっくりさんに笑えます。
笑えるけれど、辛辣な内容。
お金のため利益のために永劫戦争をやめられない国の、ダメっぷりを露わにしています。
同様に実在の政治家のこだわりと実績を描いた「チャーリーウィルソンズウォー」と対照的。戦争への加担は、アメリカの持つヒロイズムの強さからか、と、あの作品では思ったのだけれど、
いやいや、やっぱり、と本作で覆りました。
「国民を納得させるには、戦う相手を国家にしなくては」なんて平気でシナリオ作ってプロパガンダ。
本作の直後に、例えば「アメリカンスナイパー」とか見ると、やりきれないだろうなぁ。
無理して劇場で見るレベルではないけれど、見て損はない作品でした。
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