「映画表現って「自由」なんだ、って思わせる秀作」バイス みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
映画表現って「自由」なんだ、って思わせる秀作
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同監督の前作、「マネーショート」でもあったが、他の監督では絶対やらないような、斬新な演出は面白い。「映画表現・演出って自由なんだ!」って再認識させてくれる作品。
(具体的には、中盤で、エンドクレジットが流れる場面とか、本当のエンドクレジット途中で、「リベラル臭い」と作品への批判を先取りするシーンとか…)
内容については、監督なりの「トランプ時代」を描いたのだと思う。
そういう意味で言えば、スピルバーグの「ペンタゴンペーパーズ」や、ライトマンの「フロントランナー」、スパイク・リーの「ブラック・クランズマン」、ファレリーの「グリーンブック」と同種の作品だと思う。
いずれも、トランプと直接関係ない実話ベースの話ではあるものの、「トランプ時代」の今だからこそ作られた作品であると同時に、普遍的な価値を持った作品だと思う。
上記作品のうち、今回のオスカーノミネートされた「ブラック~」「グリーン~」本作の3作品の共通点は、重いテーマを扱いつつも、全体的な空気はコメディであり誰しも楽しめる作品だと思う。
特に本作は、コメディ要素が特に強く、私は3作の中で、一番好きだし、オスカーに値する作品だと思う。
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