劇場公開日 2019年4月5日

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「アメリカの闇と表現の自由」バイス bionさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アメリカの闇と表現の自由

2019年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 映画を見終わって、いろいろと考え込んでしまった。
 この映画は、一体どこまでがほんとなんだろう。直感的には8割は事実に基づいていると感じる。そうだとすると、チェイニーを中心としたネオコンが世界貿易センタービルの攻撃を知っていながら対処しなかったという噂はより真実味を増してくる。日本軍の真珠湾攻撃をあえてさせてしまった国家だから十分にありえる。
 映画の出来とかクリスチャン・ベールの演技への関心がどこかにいってしまうくらいの内容だったので一見の価値はあると思う。バカ殿を裏で操る黒幕は、いつの時代にも存在するが、ブッシュ・ジュニアのアホさ加減を見ていて、昔の海部首相(軽薄)と小沢幹事長(心臓に持病を抱えた悪)を思い出してしまった。
 それにしても、アメリカの闇は深いが、これを制作できるくらい言論の自由があるのがすごい。

bion