「クリスチャンベールの怪演」バイス kazu6279さんの映画レビュー(感想・評価)
クリスチャンベールの怪演
Christian Bale(クリスチャン・ベール)が役作りの為に20kgの増量をし、声色、表情などを限りなく本人に近づけ演じたのが本作の見所。 「American psycho」2000 「machinist」2004 「Batman Begins」2005 「The dark knight」2008 「Rescue Dawn」2007
等々の作品で減量増量を繰り返し、その都度肉体的役作りを行った彼の役者魂には感服する。
脇を固める役者も豪華キャスト揃いで、各々実在の人物に外見を近づけ熱演しているも見所。
政治がテーマではあるが決して難しい映画ではなく、テンポのよい音楽と軽快な語り口のナレーションを担う人物がメタフィクション手法を活用し、政治的リテラシーに疎い僕自身も飽きることなく鑑賞することができた。
史実を後追い、或いは事前に調べておくとより一層深みのでる作品。
スポットの当たらない副大統領ならではの立場や思想をより吟味できるでしょう。
監督の社会派映画を撮る手腕が活かされた作品です。
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