「全員実名ですごい切れ味」バイス ヘルスポーンさんの映画レビュー(感想・評価)
全員実名ですごい切れ味
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こんな映画ありなのかという衝撃が数ヶ所あった。
まず、これ完全にアウトでしょ?(笑)っていう言動、行動の数々。戦争やると儲かるってそういうこと?(笑)、こんなにあからさまな儲け方で、バレバレでしょ?(笑)っていう具合に、クリスチャン・ベイル演じるチェイニーを始め、こんなに愛嬌あるブッシュはやめてくれといいたいサム・ロックウェル達の姿が荒唐無稽に描かれている。
また、「労働時間増やして賃金減らせば、余暇の時間にわざわざ政治のこと考える奴なんかいない」というセリフに、まさにオレのことー!と納得してしまった笑
こういったセリフは想像(フィクション)なんだろうが、実名の政治家に言わせるなんてすごいな。さすがアメリカ、自由の国。
ここで終わっておけば・・・、ここで死んでおけば・・・、というタイミングで再起を余儀なくされ、その度に大切なものを失うチェイニー。
しかし、それらは全て自分が蒔いた種であるということが映画としてちゃんと構成されており、家族の幸せな時間や、娘の愛を失ったのも、全て自分のせいだった、天罰だ。という具合に効いていて、私的にはスッキリまとまった映画だと思う。
シェイクスピアの真似をして、夫婦でアツいセリフをわざとらしく交わす場面ではお腹が痛くなるほど笑った。
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