「美しい作品だが」ビール・ストリートの恋人たち META坊さんの映画レビュー(感想・評価)
美しい作品だが
ポスター同様、美しくとても丁寧に創られた作品。
ではあるが、冗長でイマイチ盛り上がりに欠ける。
役者さんたちの演技は素晴らしいし、音楽も素敵で申し分無いのだが、ドラマティックな展開があるわけでもなく、どうにもかったるい。
ラストシーンで希望の光が見えるものの、それだけ。
決して悪くはないのだが、個人的にはどうにも不完全燃焼だ。
それにしても、肌の色が違うだけで、なんの罪もない青年が、1人の警官によって犯罪者にされてしまう、そんなあり得ない事が横行していた時代、黒人たちは白人の怒りを買わないよう、ただただ大人しく、ひたすら耐えるしかなかったとは、なんともやり切れない気持ちにさせられる。
コメントする