「たぶん、おそらく、十中八九、お洒落でノスタルジックな映画」さらば愛しきアウトロー 森のエテコウさんの映画レビュー(感想・評価)
たぶん、おそらく、十中八九、お洒落でノスタルジックな映画
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たぶんこれが最後の出演作になるという作品。
十中八九事実に基づくという『黄昏ギャングと銃』の物語。
一度も使われない一丁の銃と革のバックだけで銀行強盗を繰り返す主人公。
セキュリティーがゆるゆるの50年代から80年代に掛けて、捕まること16回、脱獄すること16回!
真っ当に生活するより、今をギリギリで生きる事を選ぶ主人公の前に、一人の「宝石」のような女性が現れ…
17回目に捕まった時、男は刑期を全うして女性の元に…
しかし、その後も銀行強盗は辞められず、4回目に捕まった時、やはり男は笑っていた。
全編、ロバート レッドフォードの品の良さと軽妙さに溢れ、お洒落でノスタルジックな映画に仕立て上げられている。
伝説の銀行強盗フォレスト タッカーと刑事ジョン ハントの追い掛けっこ。
二人とも好きなことに人生を掛けている似た者同士と、ハントの妻は言った。
おそらく、ロバート レッドフォードも映画作りが好きで辞められず、そんな自分と主人公を重ね合わせて、この物語を最後の出演作に選んだのではないか。
そう考えると、出演作は最後かもしれないが、彼の映画作りはまだまだ続きそうだ。
Probably,last 4 new movies, I will.
*″probably″ (劇中何度か出てくるセリフ); たぶん、おそらく、十中八九
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