「フリッツ・ホンカ似のシリアル・キラー」マーダー・ドライブ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
フリッツ・ホンカ似のシリアル・キラー
冒頭から血、血、血。これは怖かった。中古のRV車(キャンピングカー)を手に入れた父チャーリーが息子二人スティーブとジェイ、そしてスティーブの妻ジェニファーと幼い娘のオリビア、そして犬のベントリーを乗せて家族旅行に出かけた。不仲だったジェイと仲直りする意味もある大事な旅行だ。
カリフォルニアから荒野の真ん中で、立ち往生している車のマークとその妹サマンサを乗せ、電波も届かないため目的地から大きく外れてしまった。RV車は急に止まり、車内は大揺れ、マークが頭をぶつけて死んでしまう。RV車は動かなくなり、家族とサマンサは何とか修理しようとするのだが・・・といった展開。
どんな車やねん!と、その原因がシリアルキラーとして有名だったロバート・ガンサリーの所有物=おもちゃ箱だったことが判明する。ガンサリーは死んだはず。車は廃車になったはず。などと、一行はオカルトは信じなかった。
とにかく怖すぎます。じわじわ来たり、一瞬の出来事だったりと、驚かせるパターンにもバラエティに富み、ちょっとした時空の歪みすら感じられる手法が良かった。エンジンルームに手を入れたり、車の前に立ったりと、やばいよそれ!と叫びたくなるシーン。次は誰が殺されるんだ?と、おしっこも出来なくなるほど恐怖シーンが満載で、最終的には水不足・・・ちょっと、斬新すぎます。学んだのは、エンジンルームを調べるときにはキーも抜いておきましょう!ということかな。
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